年内いっぱいでジャニーズ事務所から退所する渋谷すばるが7月8日、レギュラー番組「関ジャム 完全燃SHOW」(テレビ朝日系)にて、関ジャニ∞のメンバーとして最後のテレビ出演を果たした。
「この『関ジャム』では出演アーティストのスゴさを伝えるために、スタジオ収録をベースに作り込んだ内容を特徴としてきました。それが今回、渋谷のラスト出演を際立たせるために、番組史上で初となる生放送を実施。東京スカパラダイスオーケストラとともに『無責任ヒーロー』を生披露したシーンには緊張感が満ちあふれており、それでいて生演奏ならではのパワーが存分に伝わってきました。ラストに選んだ『LIFE~目の前の向こうへ~』では、〈あの日交わした約束をずっと覚えているから〉という歌詞のところで大倉忠義が渋谷を指さしていたのが印象的でした」(音楽ライター)
まさに万感の思いでラスト出演を果たした渋谷。歌唱中には何度も「eighter!」(関ジャニ∞のファン)と叫び、ファンへの感謝を口にしていた。その姿に多くのeighterたちが感涙したというが、同番組をあえてリアルタイムで視聴しないファンも少なくなかったという。実際、翌9日には「まだ録画を観れていない」というツイートも散見されたのだが、その理由を芸能ライターが解説する。
「一つは、渋谷のラスト出演に立ち会ってしまうと、本当にすべてが終わってしまうのではないかというファン心理ですね。渋谷のことが好きすぎるあまり、その別れを受け入れがたいのです。そしてもう一つは、とくに家庭を持つ主婦に多かったのですが、自分が号泣する姿を家族に見られたくないというもの。ツイッターでも『子供を学校に送ってから観た』『番組が始まった瞬間から涙』といった報告が続出。自分が取り乱す姿は、家族といえども見られたくないという心理が働いていたようです」
それほどまでにファンから愛されていた渋谷。その前途には大きな期待が寄せられているようだ。
(白根麻子)