7月13日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」で、タイの洞窟から少年たちが無事に助け出されたニュースを大きく取り上げた。とりわけ、一緒にいたコーチが子どもたちに瞑想をさせていたことがよかったとして大学教授を招いて、瞑想が血流を上げ、恐怖やストレスを下げる効果があることを紹介。さらに瞑想と呼吸法との関係ややり方、世界の有名人やアスリート、企業などがいかに瞑想をとり入れて成功しているかなどを解説した。
このテーマに食いついてきたのが、コメンテーターとして出演していた長嶋一茂だ。
「専門家が説明している最中、その話を横取りするかのような勢いで、血流にいいとか、イメージを描くことが大切とか、どういう効果があるとか、時には進行の順番まで飛び越えて説明していました。一茂は毎朝必ず、朝を迎えられたことを感謝したあとに、自分が死ぬシーンをイメージするそうです。そのシーンを瞑想で反復し、マイナスのイメージでいっぱいになったところで目を開けることで生の喜びに満たされ、与えられた今日一日を頑張るというプラスの気持ちに変化させられると言うんです。これは武士の心得を記した『葉隠れ』に説かれている、朝に夕に死ぬということと向き合い、死んだ身だと考えれば、武士道を全うすることができる、という武士道精神の影響を受けているのでしょう」(芸能ライター)
専門家の話をさえぎって自分の話をまくし立てる姿に、あまり武士道精神は感じられなかったが。