お笑いタレントの明石家さんまと元SMAPの中居正広による“名コンビ解消”説が巷を騒がせているが、その元凶として挙げられるのはさんまのやりたい放題なスタイルなのかもしれない。
さんまと中居といえば、「27時間テレビ」(フジテレビ系)の名物企画である「さんま・中居の今夜も眠れない」や、「さんま&SMAP! 美女と野獣のクリスマススペシャル」(日本テレビ系)で息の合ったトークを繰り広げ、スピーディーなさんまと緩さの中居という絶妙なバランスがお茶の間を盛り上げていた。
しかし、“思ったことに黙ってられない”性分のさんまは、過去の生放送中に様々な「ジャニーズイジり」を敢行し、同事務所関係者をヤキモキとさせてきた背景がある。
「2005年に当時未成年だったNEWSの元メンバー、内博貴が飲酒していたことが発覚した際、『~今夜も眠れない』では、『今はジャニーズは酒はあかんねんな』『酒はあかんで、今は』などと何度も半笑いで中居を冷やかすような場面がありました。また、同年以外の放送回でも長瀬智也の熱愛に触れてみたり、中居と木村拓哉の関係性にツッコミを入れてみたりと、ジャニーズ事務所にとって中居とさんまの共演はハラハラドキドキの連続だったのではないでしょうか」(テレビ誌ライター)
もちろん決定打となったのは2016年放送時における、さんまの“SMAP騒動”への言及だが、遅かれ早かれ時限爆弾は発動していただろう。
「先日の音楽特番『音楽の日2018』(TBS系)でも、不仲説や共演NG説があらゆるメディアで囁かれている状況でありながら、わざわざ『中居を呼んでこい!』などと叫んでしまう辺りはもはや確信犯というべきか、究極のKYというべきか…。実際、さんまの同発言後には冷めた空気が流れ、笑いが生まれるようなムードにはなりませんでした。敢えてそういった発言をしてしまうのかは分かりませんが、これは今に始まった癖ではないですからね」(テレビ誌ライター)
さんまはかねてより「俺も大人。言ったらあかん事と大丈夫な事の区別はできるわ」と語っているが、その区別の基準が一般的なラインからかけ離れているのかもしれない。これが“お笑い怪獣”たるゆえんなのだろう。
(木村慎吾)