まさかドラマを地で行っていたとは……。7月26日発売の「週刊文春」で、女優の土屋太鳳が放送中の主演ドラマ「チア☆ダン」(TBS系)の役柄と同じような境遇であったことを明かした。
同作は、土屋演じる主人公の高校生・藤谷わかばがチアダンス部を設立し、全米制覇を目指す青春熱血ストーリー。わかばの姉のあおいは福井中央高校時代、チアダンス部「JETS」でセンターを務め、見事全米制覇を果たした。姉と同じJETSでの活躍が夢だったわかばだったが、受験に失敗し別の高校へ。JETSへの入部が叶わず、姉へのコンプレックスを抱いたわかばだが、別の高校で困難を乗り越えながらチアダンス部の仲間たちと夢の実現に向けて歩き始める。
これと同じようなストーリーが、同誌の連載対談「阿川佐和子のこの人に会いたい」で、ゲストの土屋の口から語られた。土屋の姉も競技のチアダンスではないが、応援を目的としたチアリーディングを学生時代から始め、いまも社会人チームに所属して継続しているという。さらにドラマ同様、姉にコンプレックスを持っていたという点も同じだった。
「姉は日本舞踊の実力者で全国4位に輝いたこともあるようです。現在は声優の土屋の弟はさらにすごく、日本舞踊で全国2位。土屋も日本舞踊を習っていましたが、あまり結果が出なかったと話しています。しかも姉も弟も勉強ができ、自分は何もできないと子どものころから思っていて、それならば、自分だけができることを見つけたいと思い、芸能界入りを目指したといいます。姉や弟へのコンプレックスがあったという点ではドラマと同じですね」(エンタメ誌ライター)
コンプレックスをバネに、仕事でもドラマのストーリーでも、大いに飛躍する土屋が見たいものだ。
(石田英明)