4月期の深夜ドラマ「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)で、すっかり人気俳優の1人となった田中圭。放送中の連ドラ「健康で文化的な最低限度の生活」(フジテレビ系)では、吉岡里帆演じる主人公・義経えみるを厳しく指導する上司・京極係長役を熱演。7月31日の放送では、昔使っていたギターをえみるに手渡すシーンに、ファンの関心が集まった。
「義経が担当する日下部家の高校生の息子が無断でアルバイトをしていたことが発覚。それが生活保護の不正受給に当たるため、全額徴収されることになり、それを知った息子が激怒してアルバイトで貯めたお金で買ったギターを叩き壊すという事件を起こしました」(テレビ誌記者)
京極係長役の田中は、全額徴収するようにえみる(吉岡)に命じながらも、その家の問題を解決する糸口になるのであればと、昔使っていた古いギターをえみるに手渡す。
「上司の思わぬ優しさに感激するえみるに、ドヤ顔で接しながらもジュースにストローを差そうとしてなかなか刺さらない姿に、ネットでは『えみるにギター渡しながら、紙パック飲料にストロー差せなくて、ほじほじしてる京極さん、可愛すぎ!!』といったコメントが躍り、さらにギターを弾いていた意外な過去についても『え!!!京極さんて学生時代ギターやってたん??バンド?!萌ええええ!!!』『京極係長がギターやってたという学生時代を妄想するだけで萌えました』といった声が上がりました」(前出・テレビ誌記者)
近頃はバラエティ番組にも引っ張りだの田中。事務所の先輩・小栗旬から“遅れてきたブレイク俳優”と呼ばれ、その素顔にも注目が集まっている。
「長年、主役を張る俳優の背中を見て育った田中は、自身も主役を演じるようになり後輩を連れて食事に行くと、支払ったら口座の残高が69円しかなかったと女性誌の取材に答えていました。まだまだ“スター”が板についてないようですね」(エンタメ誌ライター)
さらに7月30日に放送された「しゃべくり007」(日本テレビ系)に出演した際は、家庭内での珍エピソードも明らかにしている。
「小学1年生と2歳の娘のパパでもある田中は、以前“おままごと”をする娘の演技にダメ出しをしてしまい『パパとは二度とおままごとはしない』と言われたと告白しています。こういったほっこりエピソードで、バラエティ番組でも好感度がアップしていますね」(前出・エンタメ誌ライター)
15歳でデヒューして以来、今年で19年。“遅れてきたブレイク俳優”の躍進は、まだまだ続きそうだ。
(窪田史朗)