子育ての悩みといえば、ちょっと前までは「職場では育児をアピールしにくい」といったものがありました。しかし、いまではずいぶん社会常識も変化し、子育てママを応援するムードに。そのためか、ミキハウスベビークラブが2018年2月に行ったママ・パパに対するアンケート調査では、「職場で妊娠や育児に関してハラスメントを受けたと感じたことは?」の質問に対して、「いいえ」と答えた割合が75.7%もあったそうです。
そして、子どもの育て方に関する悩みについては「子どもの生活リズム」が61.5%でトップ、次いで「子どもの食事」が50.7%、「しかり方」が42.2%となっていました。子どもの生活リズムが気になる原因は、夜型になりがちな帰宅の遅いパパ・ママの影響があるようです。
文部科学省の「子どもの生活リズム向上ハンドブック」によると、夜10時以降に寝る子どもの割合は、20年間で2~4倍に増加していて、生活リズムが夜型になっていることがわかっているのだとか。そんな生活リズムを向上させるための取り組み事例として、ある小学校では朝8時台の15分を使って校庭で元気に遊ぶ「いきいきタイム」を設ける、脳が目覚める「朝パズル週間」を実施するといったことがすでに行われています。
共働き世帯が増えるに従い、子育ての悩みは変化しているようです。それに伴って、時代に合った対策が必要になりそうですね。