お笑い芸人の平野ノラが、まさかのアンダーウェアモデルに抜てきだ。ワコールが8月10日に公開した新作ウェアのウェブCMに平野が出演しているもの。ユーチューブではメイキング映像も公開されているが、同映像を観たファンからはこんな感想が聞こえてくるという。
「同CMでは平野が新作ウェアを身に着けてカーテンにくるまったりベッドで戯れるという艶気のあふれるシーンも公開。その現場スタッフも映っていますが、カメラマンも含めて全員が女性なのです。女性用アンダーウェアのCMなので当たり前のようにも思えますが、CM制作の現場はまだまだ男性優位の社会。それゆえワコール側が平野を尊重している姿勢が伝わってきます」(制作会社スタッフ)
メイキング映像の後半には男性スタッフの姿も登場するが、その時にはすでに服を着たシーンの撮影に移っている。アンダーウェア着用時には女性モデルをリラックスさせるため、男性スタッフを遠ざけるのは当然の配慮と言えるかもしれない。だがそんな当然も、時には適用されない場合も少なくないという。制作会社のスタッフが続ける。
「クライアントの意向などもあるのか、CM撮影の現場でも“男ばらい”を徹底できていないのが現実。モデルの水原希子はこの4月、かつてバストを腕だけで隠した広告ポスターを撮影した際に、『上層部であろう20人くらいの社員の人達』がスタジオに入ってきたと告白し、ひと騒動になりました。それに対して今回の平野はちゃんと“男ばらい”されており、ある意味で水原よりも格上の扱いを受けていたことになります。もっとも平野の格というよりも、女性モデルを起用した撮影現場の環境について制作側が敏感になっていることの表われかもしれませんね」
もしかしたら水原の告白が、後に続くCMモデルたちの現場環境を変えることになったのかもしれない。
(白根麻子)