さすがの影響力が発揮された瞬間だった。
お笑いコンビ・ノンスタイルの石田明が8月11日、自身のツイッターアカウントに投稿したツイートがキッカケで、「高知の財布」が凄まじいペースで売り切れとなったことが分かった。
事の発端は同日に石田が「COACHや思ったら高知やった」との文言と共にツイッターへ掲載した“高知の財布”の写真だ。高級ブランドのCOACHを模して、“高知”の文字が全面に散りばめられたユニークなパロディー商品はファンからの反応も良く、同ツイートをキッカケに注文が殺到。すると「高知の財布」公式ツイッターアカウントが「経験した事のない物凄い注文の嵐。嬉しい悲鳴」「完売御礼!」「発送作業を私一人でやってるため、延々と作業が終わりません」などとツイートし、破竹のペースで問い合わせを受けていることを明かした。
「人気芸能人のツイッターでのつぶやきはちょっとしたCMレベルの訴求効果があることが改めて実証されました。石田には97万人以上のツイッターフォロワーがおり、件の“高知ツイート”は2万9000を超えるリツイートと、17万以上の“いいね”が集まる大反響。また、テレビCMのように“これオススメです!”といったような押し売りのスタイルではなく、あくまでネタとして“COACHだと思ったら高知かよ”という雰囲気にこしらえた事も爆発的な売れ行きにつながったのではないでしょうか」(芸能記者)
なお、お笑い界には他にもフォロワーが実に700万人を超える有吉弘行や、581万人の松本人志、250万人の宮迫博之など、別格級の規模を誇るインフルエンサーがゴロゴロと存在し、彼らが本気を出せば、ツイッターをテレビCM以上に効果的な告知ツールとして活用することも可能だろう。
元手はゼロ円。ただ指の操作で“つぶやくだけ”で一つの商品をこれほど多くのユーザーへPRできてしまう芸能人のツイッターは無限の可能性が秘めているといえそうだ。