私たちの肌は、これまでに食べたものから吸収した栄養素でつくられています。なので、スキンケアは外側からだけでなく、内側からも行いたい! 美肌の実現・維持する成分といえば、「ビタミンC」は不可欠。これを摂取するためには、ブロッコリーやパプリカなどを積極的に取り入れることをオススメします。
ビタミンCには、紫外線の影響でできるメラニン色素の生成を抑え、シミを予防する働きがあります。また、肌の弾力を保つコラーゲンの生成にもかかわっています。ですので、紫外線によるシミやコラーゲン不足によるシワは、ビタミンCを摂り入れることで予防・改善しやすくなります。ビタミンCは体内で生成されないため、日々の食生活で補うことが大切。そのためには、ビタミンCが豊富な食材を積極的に取り入れたいものです。
ビタミンCを手軽に摂るなら、ビタミン・ミネラルが豊富な食材の野菜や果物がよいでしょう。なかでも、ビタミンCが豊富な野菜は「パプリカ」と「ブロッコリー」。また、この2つの野菜には、美肌にいい他の成分も含まれています。赤パプリカの赤色のもととなる赤唐辛子とカプサイシンは抗酸化(老化抑制)効果が期待できますし、黄パプリカには肌の老化を防ぎ、目を保護する役割を担うルテインも。ブロッコリーには代謝を高めるビタミンB群も豊富ですよ。
ちなみに、ビタミンCの1日の摂取基準量は100mg(2015年版食事摂取基準より)。パプリカなら50~100g、ブロッコリーなら100g(約5房)程度で100mgをクリアします。ビタミンCは熱に弱く、茹でることで栄養素が流出しやすくなります。そのため、レンジでの加熱や油を使って短時間で調理するのがオススメ。よりビタミンCを多く摂取することができますよ。
ビタミンCは、工夫次第で手軽に摂取することができます。美肌づくりに、ぜひ食生活を見直してみてくださいね。
(美容・健康ライター Nao Kiyota)