昨年、ユーチューブから火がついた芸人・はなわのノンフィクションソング「お義父さん」。妻の智子さんが2歳のときに生き別れた父に、夫の視点で捧げたメッセージソングは“泣ける歌”として共感を呼んだ。この曲がきっかけとなって、智子さんは末期がんだった実父と再会。後に他界するという劇的なエンディングを迎えている。
すっかりフィーチャーされた智子さんだが、実は夫婦でしょっちゅうテレビ番組に出ている。そして信じられない天然ボケを繰り出し、一部で人気者になっている。
「はなわが出身地の佐賀県を取り上げたコミックソング『佐賀県』を大ヒットさせたのは03年ごろ。当時はまだ、KinKi Kidsの音楽バラエティ『堂本兄弟』(フジテレビ系)の前説を務めていました。でも、はなわがその現場に行くことを伝えると、奥さんは決まって不機嫌になったそうです。ある日、その理由を聞くと『そのわいせつな仕事って何やってんの?』と返ってきたそう(笑)。“まえせつ”を“わいせつ”と思い込んでいたらしい」(テレビ誌ライター)
同年の大みそかには「紅白歌合戦」(NHK)に初出場。出場を妻に告げた時も「それ、何チャン?」と信じられない答え。はなわが「NHKに決まってんだろ」と返すと、「英語で言われてもわかんない」と言ったというから驚きだ。
「その日の夜、はなわが『白組で出るから、(頭部の)ツノを白くしようと思うんだけど、どう?』と聞くと、奥さんは『そのアイデアはいいと思うけど、今の段階から白組って決めつけるのは早いと思う』と返したそうです。いや、はなわは間違いなく白組なんですが‥‥。どうやら奥さんは大みそかの定番である紅白歌合戦を知らなかったようです」(前出・テレビ誌ライター)
現在は40歳を過ぎ、3人の息子を育てる美人ママ。長男の元輝(げんき)くんは、柔道の高校総体佐賀県大会で優勝したことがあり、テレビ番組で何度も密着取材をされるほど、将来を嘱望されている。
2020年の東京五輪に向けて、はなわファミリーは新たな形でフィーチャーされるかもしれない。
(北村ともこ)