渋谷すばるが抜けて、関ジャニ∞は現在、6人体制となってから初の5大ドームツアーの真っ最中。昨年2月に髄膜腫で開頭手術、今年4月に胸椎と腰椎を椎体骨折した安田章大も、パフォーマンスを一部制限しながら、ステージに立っている。
ツアーは9月16日、福岡・ヤフオク!ドームで幕を下ろすが、そのちょうど2カ月後の11月16日、嵐が5大ドームツアーを始動させる(~19年1月13日、京セラドーム大阪)。
今でこそ、ドームという巨大会場を満員にできる両グループ。だが、関ジャニがほぼ同期の嵐に追いつくには、かなりの時間がかかった。年長組の村上信五、横山裕、渋谷は96年に入所。その3年後、関東で収録されるバラエティ「ピカイチ」(日本テレビ系)、「やったるJ」(テレビ朝日系)に出られるチャンスを手に入れた。しかしその年の嵐はといえば、ハワイで超VIPなデビュー記者会見を開いて、盛大に歌手デビュー。まだ関西ジャニーズJr.だった西の3人とは、雲泥の差だ。
「村上は当時、新幹線代を浮かせるために実家暮らしだった二宮和也、相葉雅紀の家に泊めてもらったそうです。1週間で2度、東京-大阪間を往復する場合、東京で過ごせば新幹線の往復分を利用しなくて済む。会社からもらったチケットを四谷の雑居ビルの4階にあった金券ショップで換金していたそうです」(アイドル誌ライター)
当時から、嵐は村上と横山に対してとにかく優しかった。特に相葉は、親友の横山が泊まりに来たときは、家族4人で歓待してくれたという。
「神奈川県内に住んでいた家族が全員で最寄り駅まで車で迎えに来てくれたそうです。車中では突然、しりとりが始まったとか。横山くんの順番になったとき、なんて答えようか迷ったそうですが、軽くスルーされたそうです(笑)。“参加するのはまだ早い”というアピールだったのかもしれません」(前出・芸能レポーター)
二宮和也と相葉雅紀の厳しさと愛をたっぷりと受けて、関ジャニ∞は大きく成長。村上信五と横山裕は2人に頭が上がらないことだろう。
(北村ともこ)