普段何気なく食べている野菜が、ちょっとした工夫をすると栄養価がぐんと上がることをご存知でしょうか。そんな野菜の中から、スーパーで必ずみかける「きゅうり」についてご紹介します。
きゅうりといえば、栄養価の少ない野菜と思われがち。でも、シルトリンという利尿作用を促進する栄養素が入っているため、むくみ解消などにぴったりなのです。管理栄養士の中沢るみさんの著書「野菜の新常識 体にいい食べ方はどっち!?」(扶桑社刊)によると、血液サラサラ効果のあるピラジンを含んでいるため、たくさん食べるとくすみの解消にも効果があるそうですよ。
そんなきゅうりを、代謝ビタミンと呼ばれるビタミンB1を含むぬか床で漬けた「ぬか漬け」は、グンと意欲がアップし、疲れを取り除くことが期待できます。カロリーが控えめでもありますから、おやつとして食べるのもいいですね。
また、スライスして肌に貼り付ける「きゅうりパック」は、美容効果があるといわれています。その理由として、主婦の友社編集「はじめて育てる野菜とハーブ」(主婦の友社刊)によると、きゅうりに含まれるブルームという白い粉に、代謝や免疫機能が高いケイ素やマンガンが多く含まれているからなんだとか。
きゅうりにここまで栄養効果が期待できるとは、驚きですね。これからの食卓に、ぜひ積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。