タッキー&翼の滝沢秀明が9月12日、年内での芸能界引退とプロデュース業への専念を発表し、大きな話題となっている。
1995年にジャニーズ事務所へ入所して以降、ドラマや映画で活躍し、自ら出演する舞台の演出も手掛けるなどマルチな才能を発揮してきた滝沢だが、相棒の今井翼がメニエール病を患っていたこともあり、タッキー&翼のユニットとしての活動はほぼ休止している状態が続いていた。
また、滝沢についてはかねてよりジャニー喜多川社長の後継者となり、同事務所を統括する立場としての役割を担うことが期待されてきたが、本人も9月13日掲載の「スポニチ」インタビューにおいて、「ジャニーさんが全タレントに人生を捧げてきたのを見ている。今度はジャニーさんに自分の人生を捧げたいと思った」とコメント。また、芸能界引退後の当面はタレントの育成に回るとも報じられており、その方針についても「ジャニーさんはタレント本人の意向を一番大事にしていた。ある程度は会社あっての活動にはなるが、そこは継承していきたい」と意気込むなど、早くも“受け継ぐ気が満々”であることが窺える。
「もしも、将来的に滝沢が今のジャニー社長の座を射止めたとすれば、ジャニーズ事務所は大きな変革の時を迎えるかもしれません。やはり世間が抱く往年のジャニーズ事務所に対するイメージとしては、“退所した元所属タレントへの圧力”や“不祥事の際の各テレビ局などに対する報道規制”といったものがありますが、そういったグレーなイメージがタッキーの幹部就任によってクリーンなものになる可能性もあります。ネット上でも、『頑張れタッキー!まともな事務所にしてね!』『ジャニー社長が築いてきたものをそのまま引き継ぐのではなく改正していってほしい』『タッキーが裏方に回るなら、事務所を退所したメンバーの活動に圧力をかけるのを止めるようにしてほしいな…』といった希望が多いですね」(エンタメ誌ライター)
自身もプレイヤーとして絶大な人気と歓声を浴びてきたタッキー。今後は“第2の滝沢秀明”を発掘する作業と、事務所の改革という大きなプロジェクトを担っていくことが期待されそうだ。
(木村慎吾)