脚の太さで悩んでいる人の立ち方や歩き方を見てみると、姿勢が悪く、「重心」がずれていることが多いです。実は、姿勢を整え重心を変えるだけで、歩いているときの姿が美しくなり、脚の太さも改善できるんですよ。
重心がずれるとバランスよく立つことができず、余計なところに負担をかけて筋肉を発達させたり、疲労が抜けずに老廃物が溜まってしまったりします。その結果、筋肉による脚の太さや、むくみに悩まされやすくなるのです。また、姿勢も崩れるため、より脚が短く太く見えてしまいます。
重心を整え、まっすぐな姿勢で歩くことで、歩けば歩くほど美脚へと整えることができるようになります。そこで、美脚をつくる「正しい重心」の置き方をご紹介します。全身が映る鏡の前で、自身の体の傾きを確認しながら行いましょう
1.横向きになり、肩幅より狭めに足を開いてかかとの真上に頭が来るように立つ
2.正面を向き、つま先立ちの要領でかかとを少し上げる
3.両足のかかとを合わせ、ゆっくり床につける
※このとき、くるぶしと両膝がくっつくようにしましょう
4.手を腰に当て、お腹を凹ませるようにして上半身を伸ばす
※身長を最大限伸ばすイメージで、お腹と背中を伸ばします
5.あごを引いて、肩の力を抜く
6.重心が足裏全体の「内側」に集中するように意識する
ポイントは、上半身を伸ばして両足をまっすぐにすることと、重心が内側にくるように体重をかけることです。姿勢を正して重心を内側にするだけで、姿勢が悪いときよりも脚が細く長く見えるはずです。日常生活で立っているときは、気付くたびにこの姿勢をキープしましょう。慣れてくると、歩行中でも姿勢と重心を整えることができますよ。
必要な部分の筋肉のみを刺激して鍛え、いらない部分に溜まった脂肪や老廃物を排出できるのが「正しい重心」による効果です。そんな重心によるまっすぐな歩き方で、ぜひ美脚を実現してくださいね。
(美容・健康ライター Nao Kiyota)