9月29日に最終回を迎える朝ドラ「半分、青い。」(NHK)。近年は朝ドラのクライマックス前週になると、ヒロインを演じている女優が「あさイチ」(NHK)の「プレミアムトーク」コーナーに招かれ、最終回までの視聴率を盛り上げるべく撮影での裏話などを披露していたのだが、なんと9月21日放送の同コーナーには、ヒロイン・鈴愛を演じる永野芽郁ではなく、ヒロインの幼なじみ・律を演じる佐藤健が出演。ネット上では「ヒロイン枠に佐藤健が登場することに脚本家・北川悦吏子氏の思い入れの強さを感じる」「律は鈴愛よりヒロインらしいということか」「NHKはモーレツに佐藤健推しなんだね」など、さまざまな憶測があがっている。
「佐藤は『半分、青い。』の放送が始まる前に“恋愛ドラマの神様”との異名を持つ北川氏に対し『もう北川さんの代表作は“ロンバケ”(1996年4月期放送『ロングバケーション』=フジテレビ系)とは言わせません』と言っていたことを、番組MCの博多華丸に確認されると、そう言っていたことを素直に認め『間違いなく“半分、青い。”は北川さんの代表作になると思います』と胸を張った姿が印象的でした」(テレビ誌ライター)
さらに番組では、佐藤に内緒で彼の祖母、母、妹といった家族にも取材を敢行。
「佐藤は家族が取材を受けたことをまったく知らなかったと驚き、特に祖母が明かした、佐藤がデビュー直後のファンミーティング的なイベントで『いとしのエリー』を歌唱したこと、またそのイベント前に胸の病気を患っていたことには『そんなことまで‥‥』と笑顔ながらも一瞬絶句したほど。これには、放送中からツイッターを中心に『胸の病気って何?』と話題になりましたが、番組MCの博多大吉がさりげなく話を逸らせるという技を見せ、詳細は語られませんでした。まさか国営放送のNHKが民放のワイドショーのような手法を使って佐藤本人まで驚かせるとは意外でした。つまり、佐藤をダシに使ってまで『半分、青い。』を“ロンバケ超え”させたい、北川氏がNHKに持ち込んだこの作品を成功させたいということの表れなのではないでしょうか」(前出・テレビ誌ライター)
クイズ番組で負けると悔しくて泣くけれど、ドラマのクランクアップではどんなに寂しい気持ちが募っても泣かないと語った佐藤。実母からの「高校生までの佐藤と律はそっくり」という言葉を踏まえて、佐藤演じる律を最後まで見守りたい。