女優の石田ゆり子が9月23日放送の「ボクらの時代」(フジテレビ系)にゲスト出演し、プライベートで運営しているインスタグラムアカウントを通して“ネットの怖さ”を知ったと明かしている。
“猫スタグラム”との異名でも知られるほど、私生活における愛猫や愛犬との仲睦まじい様子が写真付きで紹介される石田の癒しのアカウントには、現時点で約167万人を超えるフォロワーがおり、日々の更新に対する反響や“いいね”の数だけでなく、石田が決して望まない反応やクレームも多く寄せられるという。
石田はインターネット上に蔓延する“叩き”や“クレーム”の文化などについて、「ネットの世界は怖いです」と切り出すと、「一度も会ったことのない人が私にお叱りの言葉をくださったりする。誰か分からないけど、私の暮らし、そんなにマズイだろうか…? みたいな」と語り、見ず知らずの他人に私生活の指摘を受ける現状を嘆いた。
また、石田がインスタグラムを更新することの意義は「笑い(の存在)」だと前置きした上で、「思わずクスッと笑える、とか、ふわっとした優しい気持ちになるとか、ニコってするようなことが意義だと思うので」と理想の運営スタイルを述べるも、現実はかけ離れており、「割と皆、勝手に論じ合ってる」「もの凄い攻撃性を感じて怖いなぁって思うことがある。正義とか思い込みが怖い」などとSNS上でのユーザーの特徴を説明している。
「タレントのりゅうちぇるも自身のタトゥーを一部ファンから賛同してもらえなかったということで憤慨していましたが、石田も“共感はほしいが、文句は言われたくない”といったスタンスが見え、やや打たれ弱さのようなものを感じますね。160万人のフォロワーの中には、石田ゆり子のファンばかりでなく、アンチ目線でフォローしているユーザーも一定数存在すると考えなければいけない。仮にそれがわずか1%だとしても、単純計算で1万6千人がネガティブに見ていたり反対意見を言ったりするわけです。これらの人たちから一斉に口撃を受ければ、わずか1%にも満たない少数意見が“大炎上”を引き起こすことになる。人気商売である芸能人ならなおさら、こうしたリアクションを気丈にスルーしたり、あるいは強気に出て乗り切る必要があるかもしれませんね」(テレビ誌ライター)
もはや、批判コメントを書き込むユーザーに対しての“嫌なら見るな”との啖呵にはほとんど効果が無く、さらなる好感度の低下を招くばかりか、“批判されたくないならSNSをやるな”との返しを受けてしまう時代。
のんびりと平和にインスタグラムを運営したい石田には少々酷な現実なのかもしれない。
(木村慎吾)