毎日が忙しく、ストレスや偏食などが続くと、「口内炎」ができることってありませんか? 口内炎は細菌やウイルスの感染でも起こりますが、その多くはアフタ性口内炎と呼ばれるもので、原因はよくわかっていないそうです。ただ、一般的にはビタミン不足になると起こるともいわれているので、「もしかしたら栄養が足りていないのかも…」と思う人もいるかもしれません。そこで、口内炎の栄養面からのケアはどうすればいいのか、ご紹介していきましょう。
「最新版 知っておきたい栄養学」(学研プラス刊)によると、口内炎はとくにビタミンB群の不足が原因で起こることが多いのだとか。中でも、皮膚や粘膜の成長を促すビタミンB2とビタミンB6です。ちなみに、ビタミンB2は、玉ねぎ、チーズ、納豆などに、ビタミンB6は、レバー、サバ、カツオ、マグロなどに多く含まれているそうです。
また、口内炎のときは、口の中にものを入れると沁みることが多いため、トロ~リとした食感のものがオススメのようです。さらに、鶏肉のクリームシチューのような、タンパク質源となる鶏肉とビタミンB2を含む玉ねぎの食べ合わせがいいのだとか。他にも、豆類の中でもビタミンB2の含む量が多いそら豆は、口内炎の予防や改善によいそうですよ。
「正しく知れば体が変わる! 栄養素の摂り方便利帳」(PHP研究所刊)では、口内炎のとき、もしくは口内炎予防のために控えたい栄養素として、唐辛子などの香辛料に含まれる刺激の強いカプサイシンと、キウイに含まれ過剰に摂取すると粘膜を刺激するというアクチニジンが挙げられていますから、これらの摂取にも気を付けたいものです。