タレントの近藤真彦が10月1日、都内で催されたイベントにて毎年初夏に開催されるニュルブルクリンク24時間レースへの参戦を発表すると、芸能活動を引退しプロデュース業への専念を決断した後輩の滝沢秀明についても言及している。
2018年限りで演者としての活動に終止符を打ち、今井翼と組むユニット「タッキー&翼」も解散するに至った滝沢の決意について、近藤は普段から滝沢とメールなどで相談に乗っていた経緯もあり、「驚かなかった」とコメント。続けて、「(若手の育成やプロデュース業は)最も適しているポジションだと思います」とも語り、後輩からの人望も厚く、私生活での問題行動が皆無な滝沢こそ育成に最適な人材であると感じているようだ。
また、大勢が参加するというジャニー喜多川社長の誕生日パーティーを毎年恒例で取り仕切り、進行役を務めてきた滝沢を「あいつは本当に凄い。周りが見えすぎているし、毎年きっちり仕上げる」と絶賛。リーダーシップや統率力が秀でていることを明かしながらも、今後、周囲からの期待に応えられずに“ジャニー社長とは違うな”などと批判された場合には「温かく力になりたい。思うようにいかない時はタレント全員でバックアップする」と協力することを宣言した。
「そもそも“ジャニー喜多川社長の後継者”はかねて近藤真彦がなるだろうと考えられてきましたから、後輩の滝沢に一歩リードされた格好となった現在、近藤がどのような心境にあるかは懸念されるところ。今は滝沢への全面的なバックアップを約束していますが、どこかに“なんで俺じゃなくて滝沢なんだ”といったような感情がわずかでもあれば、2人の関係性がこじれる可能性もあるでしょう。ネット上でも近藤の滝沢へのバックアップコメントに対して、『貴方が関わらないことが“力”になります』『別に力にならなくてもタッキーだけで大丈夫でしょ? 邪魔しないであげてね』『世話してもらう方でしょ?』『力になりたいなら後輩に道を譲ってください』という反応が上がっています。タッキーに自由にやらせてあげてほしいとの意見が多いようですね」(テレビ誌ライター)
とはいえ、メールで近藤に事前相談していたという事実が示すように、滝沢からすれば昭和のジャニーズ人気を牽引しスポットライトを独占してきた大先輩の“バックアップ宣言”は心強かったにちがいない。
2人の関係性が良好なままキープされ、将来の事務所運営に支障が出ないことを願いたいところだ。
(木村慎吾)