元SMAPの「新しい地図」こと稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾がジャニーズ事務所を退社してから1年が経った。3人はCM出演などで存在感を示しており、今月には大手レーベルのワーナー・ミュージックとの契約を果たすなど、脱ジャニーズの成功例を示しているとされる。だがこの3人の中で、明暗が分かれようとしているというのだ。
「個人での活動を見ると、じつは草なぎと香取はさほど芳しくないのが実情です。草なぎは俳優業がメインですが、主役級でなければ出演しないとしており、さほどオファーがないのが実情。活路を見い出すはずのYouTubeでも各動画の再生数は10万回前後にとどまり、ユーチューバーとしては並みの存在。また香取のほうは、パリ・ルーブル美術館の個展開催などアーティスト志向を見せていますが、同個展は入場料無料ですし、そもそもアーティスト活動で稼げているわけでもない。二人とも話題性が先行し、芸能人としての売上にはつながっていないのが実情なのです」(業界関係者)
そんな二人に対し、将来有望なのが稲垣吾郎だと言われている。業界関係者が続ける。
「来年公開予定の主演映画『半世界』が話題の稲垣ですが、本人は決して主役にこだわってはいません。2016年の映画『少女』では本田翼と山本美月のW主演を支えていましたし、同年の単発ドラマ『特命指揮官 郷間彩香』(フジテレビ系)でも主役の松下奈緒に対して犯人役を務めていました。このように使い勝手が良いことからとくに映画からのオファーは順調に来ているようです。また舞台出演も多く、ジャニーズ退社後の今年8月には『FREE TIME, SHOW TIME「君の輝く夜に」』で主演を務めています。これも役者としての評価が高いからで、今後も様々なジャンルの作品からオファーが続くことでしょう」
10月4日の「ゴロウ・デラックス」(TBS系)では、恋人に殴られた過去までぶっちゃけていた稲垣。この調子で今後も各方面で活躍してくれそうだ。
(浦山信一)