10月12日スタートのドラマ「忘却のサチコ」(テレビ東京系)にて主役の幸子役を務める高畑充希が、9日に行われた記者会見に出席。原作マンガの幸子が高身長なうえに豊かな胸を持つことについて、自分の身長と胸が足りないなと思ったと、正直な印象を口にした。
もともと原作マンガのファンだったという高畑は「私のなかでも大好きな作品とキャラクター」と語り、連続ドラマになることを祈っていたという。ただ自分が主役を演じるとは思っていなかったようで、原作キャラとの違いに「ヤバイなと思った」と感じたのだとか。だが意外にも、原作ファンは高畑の主演を歓迎しているというのだ。
「高畑の控えめな胸に批判が集まると思いきや、そこを気にしているファンはほとんどいないようです。原作では食べるシーンが重要な位置を占めており、高畑については今年1月にスペシャルドラマとして放送された際に『食べ方が本当においしそう』などと演技への高評価が目立ちました。また身長と胸を除けば服装や仕草といった演出が『原作に寄せている』と好評。厳しいファンからは『主人公の神経質さをもっと表現してほしい』という注文はあるものの、胸に関する批判は聞こえてきませんね」(テレビ誌ライター)
ただ過去には、原作と実写で胸の大きさが違い過ぎて、批判を受けたケースもある。2013年1月期にドラマ化された「ビブリア古書堂の事件手帖」(フジテレビ系)では、原作小説に登場するヒロインの古書店主が長髪と豊かな胸が特徴だったのに対し、ドラマ版ヒロインの剛力彩芽は髪も胸も真逆の存在。それゆえ「ゴリ押し」との批判が飛び交ったものだ。
「この時は剛力自身がテレビに出ずっぱりで不興を買っており、時期が悪かったのがひとつ。そして胸もさておき髪型が違いすぎることで、原作に寄せる気がまったくないと批判されたのです。今年11月には実写映画版が公開されますが、こちらのヒロインを務める黒木華も決して胸があるとは言えないのに、その点での批判はさほどありません。それは黒木がロングヘアであることに加え、彼女自身から文学の香りが感じられるので、この配役に原作へのリスペクトが感じられるからでしょう」(前出・テレビ誌ライター)
ともあれ「忘却のサチコ」では高畑の食事シーンがなによりの見どころになりそうだ。
(白根麻子)