報道番組「news zero」(日本テレビ系)でメインキャスターを務めている有働由美子アナの評判が芳しくない。
10月11日の放送には木・金のスポーツコーナーを担当する新人の弘竜太郎アナが出演。弘アナはラクロス部で鍛えたガッチリした体格に加え、23歳には見えない風格が特徴で、しゃべりのほうも入社して半年とは思えないほどしっかりしており、看板番組のスポーツコーナー担当を大過なく務めている。
この日の放送では退任を発表した巨人の高橋由伸監督と、若き四番打者の岡本和真選手を特集。弘アナはゲスト出演したミュージシャンの矢野デイビット氏に、「岡本選手が高橋監督の期待に応えようとするプレッシャー、精神的にも辛い部分はあったんじゃないでしょうか」と問いかけ、それに対してガーナ人の母親を持つ矢野氏もガーナで進めているプロジェクトを念頭に、現地でのリーダーを育てる際に「信じ続ける勇気が本当に難しい」と語りつつ、「今回の岡本選手が残した結果というのは、5年後10年後にすごく大きな成果になる」との感想を口にしていた。ここで有働アナが弘アナに対して放った言葉に、テレビ誌のライターが眉をひそめる。
「弘アナと矢野氏のやり取りが終わると有働アナはいきなり、『弘さんもきっとね、アナウンス室が使い続けて育てようと思ってらっしゃると思う』と言ったのです。しかし冒頭の『弘さんも』の声が小さくて聞き取りづらかったため、ほとんどの視聴者は有働アナが突然訳の分からないことを言い出したと驚いたはず。しかも有働アナは隣に座る5年目の岩本乃蒼アナに『どうですか?』と無茶振りする始末で、それに対して『もちろん、期待の新人ですね』と即座に返した岩本アナの落ち着きが際立ちました」
場の流れを読まない自由な進行は有働アナの持ち味ともいえるが、今回は自ら持ち出したネタも満足に伝わらないという発声の悪さ。しかも弘アナと矢野氏のやり取りに際しても、『クライマックスシリーズでね、(岡本選手が)また活躍ね、ねえ』とざっくりとしたコメントしか挟めず、27年もの経験を持つベテランとしては何とも痛いシーンとなってしまった。
「NHKでの実績をもとに三顧の礼で日本テレビに迎え入れられた有働アナですが、現時点ではその実力に大きな疑問符を付けざるを得ません。この日の放送では東京・新橋の寿司屋からの生中継もあり、有働アナは『11時17分にこんなにお寿司を食べているもの!?』と驚いていました。しかし寿司屋というのは仕事終わりの自営業者らも上客として抱えており、深夜まで営業しているもの。そんなサラリーマンの常識も身につけていないようでは、夜の情報番組とのミスマッチも疑わざるを得ませんね」(前出・テレビ誌ライター)
視聴者にとって幸いだったのは、「クライマックスシリーズは、明後日土曜日から始まります!」と元気よくスポーツコーナーを締めくくってくれた、弘アナの歯切れ良いしゃべりだったのかもしれない。
(白根麻子)