月9ドラマ「SUITS」(フジテレビ系)の第2話が10月15日に放送され、視聴率11.1%をマークした。その「SUITS」では織田裕二と鈴木保奈美が27年ぶりの共演を果たしたことも話題になっているが、女性視聴者の興味はその鈴木が着こなしているハイブランドのファッションにも集まっているという。
「鈴木の演じる幸村チカは、日本を代表する4大弁護士事務所のひとつである『幸村・上杉法律事務所』の所長という設定。弁護士ながらセレブでもあり、劇中の衣装でもそのセレブ感を醸し出しています。たとえばアンジェリーナ・ジョリーを顧客に持つスイスの『アクリス』や、バーバリーも取り扱っていた三陽商会のオリジナルブランド『EPOCA』、国内で40年超の歴史を持つ老舗ブランドの『VELLA』などを着こなし、1着10万円以上は当たり前。アクセサリーもブルガリやティファニーを身につけており、これらの高級ブランドをさらっと着こなしているのは、さすが大物女優と言えるでしょう」(女性誌ライター)
視聴者からは「衣装を見ているだけでも楽しい」との声もあがっているようだ。しかし弁護士事務所の所長がまるでファッションモデルのように振る舞う様は、さすがにふさわしくないとの批判もある。そんな声に対し、アメリカ版の原作ドラマに詳しいテレビ誌ライターが異を唱える。
「本作はアメリカ版『SUITS』をかなり忠実に再現している点が特徴。鈴木の演じる役はマンハッタンの大手法律事務所で所長を務めるジェシカに相当し、そのジェシカも原作ドラマでは常にハイブランドを身につけているのです。彼女はヴィクトリア・ベッカムのワンピースをはじめ、イギリスを代表するブランドのアレキサンダー・マックイーン、資生堂とのコラボでも知られるクリストファー・ケインなど、1枚1000ドル超は当たり前のハイブランドばかりを着用。知的でおしゃれなジェシカの人気は高く、現在は彼女を主役に据えたスピンアウトドラマの『セカンドシティ』が鋭意製作中です」
この流れに従えば、日本でも鈴木主演のスペシャルドラマが制作されるかもしれない。そこに織田は起用されるのか、気になるところだ。
(白根麻子)