卓球の愛ちゃんといえば“国民的アイドルアスリート”。そんなイメージがお茶の間にはついているものの、同世代の女子の間には結構な“愛ちゃんアレルギー”があるのだという。
「10月23日、都内で福原愛さんが現役引退会見を行いましたが、メディアは一様に“心温まる引退会見”と報じました。事実、皆が記憶にある幼少時の話でほっこりさせ、現役中の母親との対話など、彼女の歴史を振り返るような実に優等生的な会見でした。あの“泣き虫愛ちゃん”がすっかり立派な大人になったことに感動する視聴者も少なくなかったようです。ただし、これで済めばよかったのですが、最後に福原さんからのお願いということで報道陣の真ん中に彼女が出向き一緒に記念撮影。この行動が会見内容以上に大きく取り上げられてしまった。ここまでされたらメディアも持ち上げざるを得ません。『愛ちゃんは気配りのできるたいした女性だ』と感心した声も多かった。退場時には報道陣から自然に拍手がわき起こるほど。でも、そんな“出来すぎ”ともいうべき完ぺきな引退会見が鼻につくという声が、あちらこちらで同年代の女子たちからあがってしまいました」(女性誌ライター)
ネット女子たちが集うサイトによれば、福原の引退会見に多くの女子が不快感を示したのだとか。「テレビで見たけど受け付けなかった」「私生活を晒してる時点で苦手」「周りのオッサンたちが喜んでるのがあざといし嫌だ」「引退会見すらリア充自慢してるみたい」などと、散々な言われよう。
「どうやら、福原さんは女子がもっとも嫉妬しがちな3つの要素を持っていると言われています。誰もが認めるイケメン旦那、世界から認められた本業での実績、成功とともに垢抜けていったルックス。結局、何をもってしても並みの女子ではかなわないから、彼女の幸せの押し売りに余計に腹が立つようです」(前出・女性誌ライター)
だが、こうした福原のメディアへの神対応は、24日に開幕するプロ卓球リーグ「Tリーグ」の理事に彼女が就任してることが一番の理由では?というのがメディア関係者の語る冷静な意見。
「成功するか否かまったくわからないプロ卓球リーグですから、なんとしてもメディアには大きく報道してもらいたい。引退会見をこの時期に選んだのも間違いなくTリーグを宣伝する意図があったはずです。女子たちの嫉妬を招くというオマケはつきましたが、しっかりと卓球の第一人者として体を張ったとも言えるのではないでしょうか」(スポーツ紙記者)
注目のプロ卓球リーグに愛ちゃん効果はどれだけ出るのか?
(山田ここ)