あなたの肌は冷えていますか? それとも温かいですか? 実は、体を温めると健康になるといわれているように、肌も温かいほうが美肌になりやすいのだそうです。
これは、マクロバイオティック料理研究家であるムラキテルミさんの著書「肌断食:基礎化粧品のいらない肌に!」(株式会社サプリ刊)に書かれています。冷たい飲み物を飲むこと、化学物質のダメージといったことが体を冷やすのと同じように、ケミカルな化粧品を塗り重ねていると、肌も冷えてしまい、よい影響は出ないのだそうです。
また、一般的に冷えを避けるために重要なのは、冷たい水を飲み過ぎないこと、腹巻をすることなどがありますが、何よりも大事なのは食べ過ぎないことなのだとか。食べ過ぎることと冷えというのは一見関係がないように思えますが、1日中食べ過ぎ状態が続いていると、熱を生み出す筋肉や肝臓に十分な血液が回らなくなってしまうため、結果的に体が冷えてしまうというメカニズムのようです。逆にいえば、ちょっと断食をすると体温が上がるということにもなります。
プルスキンセラピストである永井佳子さんの著書「体の『冷え』は肌をつまめば消える」(ダイヤモンド社刊)には、体を温めると、止まっていた生理がくることもあると書かれています。これは、血流をよくすると、ホルモンバランスも整うともいえます。女性ホルモンは、肌のハリや髪のツヤを保つために欠かせないもの。このことから、体を温めることは、肌にもよい影響があるということなんですね。
肌トラブルの悩みを抱えている人は、今一度冷えと肌との関係、意識したいですね。