女性ファンを「ロス」に導くものといえば、イケメン俳優の結婚だ。日本中が悲鳴を上げたのは、15年9月の福山雅治と女優・吹石一恵の結婚だろう。その後も独身イケメンの入籍ラッシュは続き、昨年末にはV6・岡田准一と女優・宮崎あおい、今年は三浦翔平と女優・桐谷美玲、勝地涼と元AKB48・前田敦子などが続いた。そして6月には、玉木宏と女優・木南晴夏がゴールインした。
これまでプライベートがあまり表面化しなかった玉木だけに、女性ファンの嘆きの声が響きわたった。そんな玉木には、明石家さんまと妙な縁があった。
「彼の芸能界デビューは16歳ですが、その頃はバイトなしでは生活できない状態でした。そこで知人から紹介してもらったのが、目黒にあるゴルフ練習場『スイング碑文谷』のレストラン。ウェイターとして採用されたそうです。当時の従業員用の連絡ノートには、『小さな役ながら今度テレビに出るので見てください』と書き込んでいます。そのときの常連がさんま。玉木が接客したそうです」(スポーツ紙記者)
高級住宅街にある同施設は、芸能人の目撃情報が後を絶たない。反町隆史と女優・松嶋菜々子は交際時から、たびたび姿を見せていた。玉木はその2人も接客している。その松嶋とは、15年1月に放映された2夜連続特別ドラマ「オリエント急行殺人事件」(フジテレビ系)で共演しているから、不思議な縁は続く。
「タモリや木村拓哉、黒木瞳やヒロミ、藤井フミヤ、とんねるずも常連。早朝から遅い時間まで営業しているうえ、プライベートを守れる個室が豊富。大型駐車場を備えており、利便性にすぐれているため、お値段高めでも大繁盛です。玉木が売れたことで、少し有名になったとか」(前出・スポーツ紙記者)
ちなみに目黒は芸能人のお忍びスポット。極楽とんぼ・加藤浩次は売れる前、中目黒のバー「VIV」でバイトしており、階上のおんぼろアパートに住んでいた。共同玄関で風呂なし。共同便所で家賃は3万2000円。バーの常連だったのはおぎやはぎ・矢作兼で、次第に仲良くなり、今では大親友。おぎやはぎに「コンビで眼鏡」という、当時にしては斬新なアイデアをしたのはほかでもない、加藤である。
たったひとつのバイトで、人生が変わることがあるようだ。
(北村ともこ)