ハリウッドスター、トム・クルーズの代表作である「トップガン」の続編の製作が決定したのは、今年5月。しかし、8月に“公開日を1年延期する”と発表され、映画関係者からは「このままフェードアウトするのでは」との憶測も囁かれていた。
「延期の理由は、“新たなテクノロジーと戦闘機を使った複雑な飛行シーンの完成度を上げるため”とされたが、そもそもトム自身、一作目より質が落ちることを恐れ乗り気ではなかったとされている。そのため、キャスティングなどで何らかのトラブルが発生したとの見方があったのです」(映画雑誌編集者)
しかし、そんな不安を払拭するように、先日、脚本家のクリストファー・マッカリーが制作に加わり、“すでに脚本のリライトの大部分が終了している”と、海外の複数メディアが報じた。マッカリーといえば「ミッション:インポッシブル」シリーズや「アウトロー」など、これまでもトム・クルーズの人気作品を支えてきた人気脚本家。2人のタッグは10作品目で息もピッタリとされていることから、これで予定されている20年6月20日の公開日に合わせ製作が一気に進みそうだ。
「1986年の一作目でトムは破天荒なパイロットのマーベリックを演じたが、続編の舞台はその30年後。マーベリックは若きパイロットを指導する教官として描かれるという。一作目が上映された際、米海パイロットへの志願者が激増し、社会現象まで巻き起こしていることから、全米のミリタリーファンは、このまま撮影が順調に進むように固唾を飲んで見守っていることでしょう」(前出・映画雑誌編集者)
日本でもすでにサバゲーや戦争系のゲームが定着し始めているだけに、注目度が高まりそうだ。
(鈴木謙一)