近頃、同じクールで違うキャラを演じる“二刀流俳優”がもてはやされている。NHK連続テレビ小説「半分、青い。」と「義母と娘のブルース」(TBS系)に出演した佐藤健や、今期「大恋愛」(TBS系)と「今日から俺は!!」(日本テレビ系)に出演するムロツヨシなどがいい例だ。しかし、この二人のさらに上をいく俳優が現れた。濱田岳である。
「濱田は、来年の1月から放送されるドラマ『フルーツ宅配便』(テレビ東京系)に主演。なんと艶系デリバリー店長・咲田を演じることが明らかになりました。このドラマは、同名の人気コミックが原作。子供の学費を稼ぐシングルマザーや借金苦に追われるOLなど、訳ありのデリ嬢たちとそれにかかわる店長・咲田の人間ドラマが見所。濱田といえば、NHKの朝ドラ『わろてんか』でヒロインを助ける幼馴染みの役を好演するなど、好感度が高い。そんな濱田が、このオファーを受けたのは驚き。このことについてプロデューサーの濱谷晃一氏も『CM契約多数の人気俳優にデリ店長役をオファーしたところ、まさかの快諾』と驚きのコメントを残しています」(テレビ誌記者)
そして「フルーツ宅配便」の放送と時を同じくして出演するドラマが、1月12日に放送される「ベトナムのひかり~ボクが無償医療を始めた理由~」(NHK)である。
「このドラマは、ベトナムで15年以上にわたり無償医療を続けている実在の眼科医・服部匡志氏の話を元にして作られた物語。主人公・羽鳥志郎を演じる濱田は、実際に服部氏にも会って話を聞くなど、役作りにも余念がありません。濱田は『フルーツ宅配便』の出演について《このドラマはきっと『生きていくということ』が、大事なテーマの1つだと思っています》とコメント。その言葉が、無償医師の役にも相通じている。根っこは同じヒューマンストーリーなのかもしれませんね」(芸能ライター)
濱田が出演するドラマは、これだけではない。
「話題作、新春ドラマスペシャル『釣りバカ日誌 新米社員 浜崎伝助 瀬戸内海で大漁! 結婚式大パニック編』(テレビ東京系)にも主演。しかも、こちらも1月放送予定となっており、濱田はまったく違う3つの役を同時期に演じることになるわけです」(前出・テレビ誌記者)
2019年は新年早々、濱田岳の“三刀流”が堪能できそうだ。
(窪田史朗)