太川陽介と蛭子能収のコンビが出演する「太川・蛭子のローカル鉄道寄り道の旅2」(テレビ東京系)が制作されていることが、思わぬことから明らかになった。蛭子がテレビのロケ中に転んで右手小指を骨折していたことが判明し、そのロケというのが他ならぬ「ローカル鉄道寄り道の旅」だったというわけだ。
同番組は9月8日に第1回を放送。乗り物を路線バスからローカル鉄道に代え、沿線の名物や名所を探るという内容で、太川と蛭子の軽妙なやりとりも復活し好評を博していた。それを受けての第2弾ということだろう。
「それにしても第2回があまりにも早い。ローカル路線バスの放送は年に3回のペースでした。ところがローカル鉄道は第1回から3カ月も経っていません。それだけテレビ東京が困っているということでしょう」(テレビ誌ライター)
テレビ東京は「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」を始め、「街道歩き旅」「トラック乗り継ぎ旅」「池の水ぜんぶ抜く」「家、ついて行ってイイですか?」などヒット企画を連発。時間帯によっては民放最下位から脱出するほどの成長を見せていた。だが、このところ企画のマンネリ化が言われ、最近は「いずれフジテレビのようになる」とまでささやかれるようになっている。またドル箱だった「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」は田中要次と羽田圭介の新コンビになってから視聴率が低迷している。
「9月15日には『中山秀征の秘境路線バス 乗客全員ふれあい旅』が放送されました。これは中山と元サッカー日本代表の武田修宏が路線バスに乗って、乗客からおすすめの情報を聞きながら旅を続けるもので、明らかに『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』のオマージュ。かつての名企画にすがるような気持ちなのでしょう」(前出・テレビ誌ライター)
テレビ東京はこの苦境を脱することができるのか。鍵を握るのは太川陽介と蛭子能収かもしれない。