11月15日に発売された元フリーアナウンサー・小林麻耶さんの著書「しなくていいがまん」の売行きが絶好調のようだ。版元のサンマーク出版のHPによると「発売たちまち5万部突破」らしい。ところが29日発売の「週刊新潮」は“どこかモヤモヤしたところが残らなくはない”とし、同書にメスを入れた。
同誌の結論は端的だ。「そのままの自分でいい。生きてそこにいるだけでいい」「“みんなに好かれたい”をやめる」「“無理してまわりに合わせる”をやめる」「“足りないもの探し”をやめる」というポエムのオンパレードだとバッサリ。
「たとえば、結婚観にヒントをくれたのが、実写版の映画『シンデレラ』と麻耶さんは書いています。シンデレラは王子様に見つけられて幸せになったのではなく、一人でも幸せにしていたシンデレラに惹かれて現れたという見方をしています。麻耶さんの結論は、今の私は王子様がいなくても幸せになれる。結婚してもいい。でも、結婚しなくてもいい、ということでした。記事の中では、コラムニストの今井舞氏も『一読しましたが、中身の薄めな“自己啓発本”という印象を受けました』と酷評していました」(芸能記者)
しかし麻耶さんのブログに寄せられた感想を見ると、「麻耶さんの生き方凄く参考になりますね」「緻密に描かれていて、心を打たれました!」など賞賛の声であふれていた。
「ブログの感想は、ほとんどが麻耶さんファンでひいき目に見ているところがあります。アマゾンのレビューでは『内容が薄い』『読むのに1時間かからなかった』『立ち読みで十分』などと、星1つが35%を占めていました」(前出・芸能記者)
それでも自分が幸せであれば、麻耶さんはいいに違いない。
(石田英明)