女優の遠野なぎこさんやタレントの壇蜜さんらが自ら公表している、薄毛や抜け毛の悩み。髪のトラブルに悩む女性は全国に約600万人もいると言われています。
男性と違って女性の薄毛の特徴は、全体的に髪の毛が薄くなること。この原因は何なのでしょうか?
「女性の薄毛の原因は、ホルモンバランスの変化や貧血、内臓疾患にストレス、無理なダイエットなど、一つに特定することが難しいのが事実なんです」と言うのは美容ライター。特に栄養バランスが狂ってしまう過激なダイエットを行うと陥りやすいそうです。
「つまり、髪を作るのに必要なタンパク質やミネラル、ビタミン類といった材料がないので、薄毛になってしまうんです。また、ダイエットをしていなくても、逆に脂質が多く使われているものや酸化が進みやすい揚げ物、ポテトチップスといったジャンクフードの食べ過ぎも原因の一つです」(前出・美容ライター)
ジャンクフードには、タンパク質と糖質が加熱されてできた、老化を加速させる糖化物質というものが含まれています。その作用も加わって髪の成長サイクルが狂い、細くなって艶がなくなり、色が抜けたり、髪自体も抜けたりし始めるのだそうです。
こうなると、いくら育毛効果があるといわれる高価な育毛剤やシャンプーを使っても、ブレーキがかけられなくなります。
「頭皮を清潔に保つことも必要ですが、育毛効果のある薬やシャンプーを使うのであれば、食生活も一緒に変えたほうがいいですね。タンパク質補給になる肉や魚は、脂を落としながら焼いたものを食べるようにして、野菜と海藻類を多く摂ると、髪に必要な栄養が補えます」(前出・美容ライター)
やはり髪も体の一部。健康を保つには食生活も重要なのですね。薄毛が気になる人は今日から食事も見直して、髪に気遣いをしていきましょう。