滝沢秀明がおよそ23年の芸能生活に幕を下ろすまで、あとわずか。ファイナルステージは、大みそかに東京ドームで開催される毎年恒例のジャニーズカウントダウンコンサートだ。すでにジャニーズ事務所を退所している元相棒・今井翼とのタッキー&翼が、12月29日に放映される「テレビ朝日開局60周年記念『超豪華!!最初で最後の大同窓会!8時だJ』」に続いて復活する。
滝沢といえば、入所直後の13歳からズバ抜けた人気を誇っていたことは、よく知られている。のちのトップアイドルが「Jr.黄金期のリーダー」だった滝沢を警備していたほどだ。スポーツ紙の記者が当時を振り返る。
「当時、滝沢は後輩の山P、松本潤、滝沢家に半居候だった相葉雅紀を連れて、東京ディズニーランドに行っています。まだみんな10代。知られていないだろうと油断していたら、速攻で滝沢が顔バレ。続けて山Pにも黄色い声援があがり、プチパニック状態になったそうです。集まる野次馬たちから2人を守ったのは、当時はまったく騒がれなかったマツジュンと相葉でした」
日本の音楽シーンの記録を今なお更新中のグループのうち2人が、“夢の国”でボディガード役を買って出ていたとは驚かされる。しかし、当時の滝沢&山下といえば、キラキラ王子様の筆頭格。Jr.の羨望の対象だった。松本と相葉も憧れるほどのオーラが、当時の2人からあふれ出ていたのだ。
「滝沢はさまざまな高記録保持者でもあります。東京の新橋演舞場、帝国劇場、大阪の大阪松竹座、梅田コマ劇場で、男性で史上最年少座長を記録。その主演・演出を務めた舞台『滝沢歌舞伎』はDVDで13作連続首位。15年には、ジャニーズ制作の舞台では初めて海外(シンガポール)公演を行い成功させています。滝沢はプライベートも豪快。今井翼のために東京ドームを貸し切って野球大会を開いたことがあれば、100人以上の関西ジャニーズJr.を東京ディズニーランドに招待したこともありました。5年前には、『滝沢歌舞伎』の全関係者およそ180人にお年玉を渡しています」(前出・スポーツ紙記者)
第二、第三の滝沢を生みだし、トップアイドルにすることが、19年以降の滝沢の責務。なんとかその役割を果たしてほしいものだ。
(北村ともこ)