忖度のない奔放な発言で、今年の情報・バラエティ番組を席巻した元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂。その長嶋が野球やコメンテーターの仕事よりも好きなのが、ハワイだ。
2018年2月28日に放送されたバラエティ番組「徳井と後藤と芳しの指原が今夜くらべてみました」(日本テレビ系)に長嶋が出演したときのこと。情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)で、長嶋と共演している羽鳥慎一アナも長嶋のハワイ好きには困っていた。番組を観ていて、呆気にとられたテレビ誌ライターが説明する。
「長嶋は、2017年だけで7回もハワイに行ったそうです。これだけでも驚くべきですが、しかも、毎回2週間も滞在していたといいます。仕事に穴があかないわけがありません。羽鳥アナは『番組をしょっちゅう休むんですよ』とこぼしていました。しかもハワイ休みをチーフプロデューサーに告げるのは1週間前だということも羽鳥アナは暴露。常識ではありえません」
さらに父親である“ミスタージャイアンツ”こと長嶋茂雄氏が病気で一進一退のときでもハワイに行ったことを18年8月23日発売の「女性セブン」が報じている。記事によると、茂雄氏は体調を崩して入院していたが、8月中旬に容体が悪化。一進一退の状態が続き、関係者は凍りついたという。
「そんなときでも、長嶋はハワイに飛び立ちました。もっとも長嶋も父親の病状を把握しており、自分なりに大丈夫だと判断したからハワイに向かったのでしょう。それにしても思いきったことをするものです」(芸能記者)
それほどまでに長嶋をトリコにするハワイの魅力とは何なのか?
「18年7月27日に放送されたバラエティ番組『アナザースカイ』(日本テレビ系)に長嶋が出演した際、その理由を明かしています。父親が偉大なプロ野球選手だっただけに周囲の期待が大きく、そのプレッシャーで長嶋はメンタルをこわしたようです。その後、ハワイに行けばなおるだろうと勝手に思い込み、必死の思いで行ったのがきっかけでした」(前出・テレビ誌ライター)
ハワイは、命の恩人だったわけだ。
(石田英明)