元横綱の貴乃花親方の息子で、靴職人として工房を構える花田優一が12月21、22日に自身の絵画展と靴の受注を行った。この開催を機に、各テレビ局の取材にも応じたのだが、その受け答えに波紋が広がっている。この模様は、21日放送の「情報ライブ ミヤネ屋」でも紹介された。
靴の受注を巡るトラブルについて優一は「お客さまをお待たせすることもある。ただ、金銭トラブルはありません」と否定。所属していた芸能事務所を解雇されたことについては「解雇ではなく、こちらから辞めさせていただいた」と明かした。
しかし、記者との問答を聞いていた読売テレビ報道局解説委員長でコメンテーターの春川正明氏は「まるで(議論における言い逃れや論点のすり替えを表す)ゴハン論法」とバッサリ。その口八丁ぶりに「政治家向き」と皮肉った。
ところが、週が明けた24日、同番組に優一本人がスタジオに生出演。質問に対する答えは、相変わらずのゴハン論法で、自身を正当化した。さらに番組では、絵画展の様子を密着取材。そのVTR放送中に、スタジオで靴のデッサンを描いてもらい、V明けにそれも披露するという持ち上げ方。1点7万5000円を含め出展した18点中、11点が売れたという。
「色鉛筆を使ったデザイン画のような作品ですが、この金額は高い。スペインの踊り子で有名な洋画家・斎藤三郎のリトグラフでも3万円が相場。視聴者からも『花田優一のヨイショ番組。本当に見苦しい。』『優一に対する皮肉と解釈したい』など、辛辣な感想がよせられています」(芸能ジャーナリスト)
本人は「職人の発信者」を自負しているというが‥‥。