元貴乃花親方の長男でタレント・靴職人の花田優一が、1月9日に放送された「バイキング」(フジテレビ系)に生出演し、靴作りについて、そして自身を巡る報道に関して約30分に渡って語った。
番組では、冒頭のVTRで靴作りに対する思いや父との関係について語った後にスタジオに登場。批判的な報道の多い状況の中、「何で来たの?」と番組MCの坂上忍に問われた花田は「靴のことをちゃんと取り上げてくれるなら」と、出演する意義について語った。
話題はまず父との確執について。父子がお互いに批判し合ってるような報道に対し、花田は「何で対立させたがるんだろう?」と答えた。だが、ネット上では「言い訳と論点ずらしばっかり。政治家の答弁みたい」「元親方の政界入りが噂されてるけど、息子の方が向いてるんじゃないか?」といった声も挙がっている。
また、靴職人だけでなくてタレントもやりたいのでは?と聞かれると、「靴職人は靴を作ったら終わりではない。デザイン・製作も販売もひとりでやってる。影響力も出るし、広告的に考えてもテレビに出るのは必要」と、テレビ出演によるメリットを強調。
番組はここから核心へ。顧客との間に受注トラブルがあるのではという疑惑に対し花田は「事実と違う報道には抗議文を出してる。顧客に対してはひとりひとり対応してます」と回答した。
番組に出演したおぎやはぎの小木博明が「納期はあるんでしょ?」と質問すると「現代は待つという価値観が皆無。靴を作るのは時間がかかります」と煙に巻くような返答。小木は「芸術家に注文してるようなもんだな!」と叫び、場を笑わせた。
「質問されたことに率直には答えてないですよね。視聴者は昨今の政治家の答弁で慣れてますから、いわゆる“ご飯論法”は見透かされてしまいますよ。受注トラブルによる不信感は拭えていない」(芸能誌ライター)
「靴作り、オーダーメイドの世界を伝えたい」と出演した花田であったが、「胡散臭さが増しただけ」「矢作兼が言った『黙って10年、靴作れ!って言ってんだよ!』これが世間一般の感想」といった意見がネット上にあふれる結果に。何をやっても騒がれることにも「ありがたい。無視される方がツライ」と花田は語ったが、当分彼にとって“ありがたい”状況が続くのかもしれない。
(石見剣)