「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)シリーズに続き、「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~」(同)をヒットさせ“視聴率クイーン”の名をほしいままにしている米倉涼子だが、今年は“女優生活20周年”とのことで、さらなる飛躍が期待されている。
「遡れば、国民的美少女コンテストの審査員特別賞をきっかけにモデルとして活動するようになり、99年6月に、表参道の結婚式場『アニヴェルセル』にマスコミを集めての“女優転向宣言会見”を機に女優になりました」(芸能記者)
このとき、実は同じ事務所の菊川怜も一緒に女優転向を宣言。当時のマスコミは、“東大生モデル”というキャッチーな存在であった菊川の方に注目しており、一般的に無名だった米倉はオマケのような扱いだった。
「囲み取材でも菊川にばかりカメラや質問が集中し、米倉はポツン状態でした。しかし、現場にいた記者の中には、よく見ると菊川よりも“米倉のほうが美人だしスタイルもいいじゃないか”と、クールビューティーな米倉のファンになって帰った者も多かった。菊川は、事務所のゴリ押しで一時“CMクイーン”となりましたが、女優としては代表作がなく、完全に立場は逆転しています」(芸能リポーター)
女優とは宣言してなれるものなのかという疑問はさておき、あの会見時の悔しさが、女優・米倉を大きく成長させたのかもしれない。
(露口正義)