1月16日、東京・築地の「新喜楽」で開催された「第160回芥川龍之介賞・直木三十五賞」の選考会。日本を代表する文学賞である芥川賞を見事獲得したのは、上田岳弘氏の「ニムロッド」と町屋良平氏の「1R1分34秒」の2作品だった。
受賞後、ニュースやワイドショーではその様子が報道され、受賞した上田氏と町屋氏、そして「宝島」で直木賞を獲得した真藤順丈氏の姿が連日映し出されている。しかし、彼らの一方で惜しくも賞を逃したのが、社会学者としてテレビ番組でも引っ張りダコの社会学者・古市憲寿氏だ。
「古市氏の著書『平成くん、さようなら』も賞にノミネートされ、選考会直前の16日に出演した『とくダネ!』(フジテレビ系)では、『別に僕が決めることではないので。でもソワソワしてます』などと心境を語っていました」(出版関係者)
しかし、蓋を開けてみれば結果は上記の通り。古市氏は自身のツイッターで「がーーーーーん」と、素直な心境を吐露。20日に放送された「ワイドナショー」(フジテレビ系)でも、そんな彼の様子が映し出された。
「VTRでは、落選の知らせを聞いた古市氏が『ダメだった』と落胆。『率直に、残念』と寂しそうに苦笑いをして、さらに次の場面では『周りがみんな“獲れる”って言ってたのにな』と、しょんぼりした様子で語っていました」(テレビ誌ライター)
VTRを観た国際政治学者・三浦瑠麗氏は「つらい時には、それなりにへこむという可愛げがある人」とコメント。アシスタントを務める久代萌美アナも「いつもツンツンしてらっしゃるのに、あんなにあからさまにヘコまれると愛おしく思える」とまで語った。さらには、ネット上でも「古市さんの落ち込む姿見て可愛いって思いました」「落ち込み顔可愛い」と、女性たちから胸キュンコメントが多く上がっているという。
「2015年に芥川賞を受賞した羽田圭介氏は、発表直前の16日に『とくダネ!』に出演した古市氏のことを『選考委員の方が見られてたら、あいつ調子に乗ってるなって思うかもしれない。この番組がマイナスになっている』と話していました」(スポーツ紙デスク)
次回、再びチャンスが巡ってくることはあるのか。
(窪田史朗)