誰がここまでのブレイクを予想しただろうか。
昨年8月に初回放送され、好評を受けて今年1月に第2弾が放送された体操番組「みんなで筋肉体操」(NHK)でアシスタントを務める俳優の武田真治の快進撃が止まらない。
番組内で筋肉指導を行う近畿大学生物理工学部准教授の谷本道哉氏の決めゼリフである「筋肉は裏切らない」が、昨年の流行語大賞の候補にノミネートされたことをきっかけに、何故か共演者である武田のテレビ出演も増加。
昨年末は「ミュージックステーション スーパーライブ2018」(テレビ朝日系)でゴールデンボンバーとコラボ。大みそかの「NHK紅白歌合戦」(NHK)では天童よしみと異色のコラボを果たし、パフォーマンス中にひたすら腕立て伏せを続けて、話題をさらった。
そして、その筋肉が見事に生かされたのが11日に放送された「芸能界特技王決定戦 TEPPEN 2019 冬の陣」(フジテレビ系)だ。
武田は自分の体重の8割の重さのバーベルを上げる回数でTEPPENの座を争うベンチプレス対決に参戦。重さ45キロのベンチプレスを109回上げて、2位の清原博弁護士の41回を余裕で抜き去り、断トツの優勝を飾っている。
100回を超えるあたりではすでに自身の限界を超えているのでは?と思ってしまうぐらいの苦悶の表情を浮かべていたが、ストイックにバーベルを上げる武田の姿を見て、世間もバラエティ用のビジネスマッチョではないことを感じたようた。
世間からは「武田、純粋にすげえ」「ちょっと応援したくなった」「『めちゃイケ』メンバーで一番ブレイクしてないか」などといった声が上がっている。
「やはり武田と言えば、『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)のレギュラー出演者ということが真っ先に思い浮かぶところでしょう。同番組が終了した昨年3月頃には他にレギュラー番組を持っていたわけでもありませんし、俳優としての印象もあまりなかったこともあって、世間の中では同番組のレギュラーの中で真っ先に消えるタレントとして名前が挙がっていました。しかし、蓋を開けてみると、レギュラー番組こそないものの、バラエティ番組でその姿を見かける機会も多く、消えるどころか存在感は増していくばかり。本人としてもこのチャンスからつなげて、筋肉関連の仕事を増やしていきたいところでしょうね」(エンタメ誌ライター)
武田本人が一番、自身のブレイクぶりに驚いているだろうが、2度とないであろうビッグウェーブに上手く乗っかってほしいところだ。
(田中康)