来年いっぱいで活動休止を発表した嵐だが、活動休止発表後わずか1日でファンクラブ会員数が10万人増加したことが分かった。
「日刊スポーツ」によれば、嵐には元々約240万人のファンクラブ会員がいたそうだが、活動休止発表から一夜明けた28日には約250万人に増加したとのこと。会員が増えた理由としては当然活動休止前に嵐のライブを一目見ておきたいという人が駆け込み入会したことが予想される。
「嵐は昨年11月から20周年5大ドームツアーをスタートさせており、今年12月までに計50公演を行い、総動員数は237.5万人と日本史上最大規模の動員が見込まれています。今回のツアーはコンサート受付期間の最終日までに会員番号が発行されていれば、申し込みは可能ですから、この機会になんとか滑り込みたいという一心でしょう。ですが、運営側はファンクラブ内にて、『なお、抽選については、既にご入会されている方を優先とさせていただく予定です』と、元々のファンを優先することを発表しています。自分たちを長く応援してきたファンの気持ちに応えたいという思いからの判断なのでしょうが、元々ファンクラブに入っていたファンとしては有難いことこの上ないでしょう」(エンタメ誌ライター)
この既存会員を優遇する措置は他のアーティストのファンからも称賛を集めている。しかし、実際、どの程度、古参ファンを優先するのかという具体的な部分が嵐ファンとしてはどうしても気になっている様子だ。
「活動休止前の時点で約240万人もファンがいたわけですから、何度もコンサートに当選するファンもいれば、ファンクラブに入っていても10年近く当選がないファンも大勢います。そういった不運なファンにとっては、新規ファンを優先しないことは当然として当選の偏りをなくして欲しいという気持ちが強く、その点もしっかり配慮するのかが見ものです。また、駆け込み入会したファンの中には過去にファンクラブに入っていたが、あまりに当たらないことで諦めて退会したものの、今回再入会したファンもいるはず。しかし、元々入会していたファンを完全に優先するのであれば、入会そのものがまた無駄になってしまうことから、こちら側のファンもこの文言に悩まされているようですね」(前出・エンタメ誌ライター)
その他にも今回のライブには1回の申し込みで2枚まで応募可能だが、同行者もファンクラブ会員であることが条件とあって、同行者も元々ファンクラブに入っていたファンを設定した方が当選しやすいのか?などの疑問がファンから上がっている。
関心のない人からすれば、そんな小さなことという感じだろうが、それだけ嵐のコンサートチケットは手に入りづらく、なんとしても行きたいというファンが多いということ。全員を当選させることは不可能だろうが、大方のファンが納得する形をとってほしいところだ。
(権田力也)