放送中の大河ドラマ「いだてん」(NHK)で東京・大塚の足袋屋「播磨屋」の店主、黒坂辛作を好演しているピエール瀧。2月3日放送の第5話では、オリンピックへの参加選手を決める予選会で、未体験の10里(およそ40キロ)のマラソンに挑戦した金栗四三(中村勘九郎)が、世界新をマークして優勝を獲得するも、今度は破れない足袋の必要性を痛感。瀧が演じる黒坂から「どうだい? うちの足袋は」と聞かれた四三は「おかげさまで、完走できました」と感謝するも「走りづらかです」と本音をポロリ。それを聞いた黒坂は「帰れ! するか改良なんか、バカ野郎!」と激怒し、四三を追い返したシーンがあった。
「このシーンによって2017年10月期放送のドラマ『陸王』(TBS系)で、役所広司演じる主役の老舗足袋業者『こはぜ屋』の4代目社長が開発した“ランニング足袋”を外資系大手スポーツメーカー『アトランティス社』日本支社営業部長を演じた瀧が、小馬鹿にしていたことを思い出した視聴者が続出したようです。ネット上では『四三に陸王をはかせたい!』『足袋屋をあれだけバカにしてた瀧が今度は足袋屋とは』『陸王の瀧ちゃんを見てNHKがオファーしたのかな?』といった『いだてん』と『陸王』を絡めたコメントが相次ぎましたからね。しかし1月31日放送のラジオ番組『赤江珠緒たまむすび』に出演していた瀧によると、仕事のオファーは『いだてん』のほうが『陸王』より早かったそうです」(女性誌記者)
「俳優としてやっている人とはまったく違う説得力がある」と脚本の宮藤官九郎が太鼓判を押す瀧。今後の黒坂がどう四三と絡んでいくか見逃せない。