木村佳乃主演のドラマ「後妻業」(フジテレビ系)。昨年放送のドラマ「あなたには渡さない」(テレビ朝日系)で、夫と想い人との間で揺れ動く女の情念を熱演した彼女が、このドラマでは、やもめ暮らしの老人の遺産を狙う“後妻業”のエースとして悪女を演じているが、このドラマの視聴率に今、異変が起きている。
2月5日に放送された第3話では、関東地区の平均視聴率6.2%。それに比べ関西地区では、なんと12.0%と倍近い差が生じているのだ。
「関東では初回から一桁台の平均視聴率ですが、関西では初回13.7%、第2話11.9%と常に二桁台をキープ。物語の舞台が大阪だというのはありますが、これほどの差がでるとは…」(テレビ誌記者)
ドラマでは、木村自身がコテコテの関西弁を披露。一部のネットでは「木村佳乃はちょっと不自然な関西弁」などと言われているが、それを差し引いても余りあるほどの彼女のとある“熱演ぶり”が、関西での人気の秘訣なのではないかと分析する者もいる。
「実は、小夜子演じる木村の時折見せる“変顔”が、最高に面白いと話題になっています。今ネットでは、共演する木村多江演じる朋美との“W木村バトル”が大人気。第1話で2人が病院の中で口論となった際、濱田マリ演じる尚子に諌められるシーンがあります。この時、小夜子が目を剥いて、舌をペロッと出すおとぼけ顔を見せます。また、小夜子がターゲットに定めた耕造(泉谷しげる)が入院する病室のシーンでも同様の“変顔”を披露。他にも頬を思い切りふくらました“不満顔”など、とにかく“変顔”のオンパレードなんです」(スポーツ紙記者)
これにはネットでも「木村佳乃さんの変顔面白すぎる」「木村佳乃、上手やな~あの変顔」「木村佳乃の変顔最高」などと、絶賛コメントが噴出。関西での高視聴率に、木村のお笑い芸人さながらの“顔芸”が大きく貢献していることは間違いなさそうだ。
「一昨年、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』では、主人公の貞淑な母親を演じた木村。これまでは“大和撫子”のイメージが強かっただけに、『あなたには渡さない』、さらに『後妻業』で見せる新境地に、視聴者の関心が集まっているのでは」(前出・スポーツ紙記者)
次々と繰り出す木村佳乃の“変顔”の数々。関西だけでなく、関東ウケするバージョンもたまには見せてもらいたいものだ。
(窪田史朗)