遠野なぎこが2月16日にインターネット配信されたニュース番組「みのもんたのよるバズ!」(AbemaTV)に出演。母親から受けていた虐待について振り返っている。
番組では小4女児虐待死事件について討論を展開。自伝的小説である著書「一度も愛してくれなかった母へ、一度も愛せなかった男たちへ」で、幼少期の虐待体験について綴っている遠野は「子供って、いくら殴られても蹴られても心理的に虐待を受けても『いつか親って自分を愛してくれるんじゃないか、自分が悪いからやられてるんじゃないか、いつか抱きしめてくれるんじゃないか』と思って、どこまでも耐え続けるんですよ」と、自身の経験を踏まえて、亡くなった女児の心中を思いやったうえで、「もっと周囲の人々に助けを求めてもいいということを女児に伝えたかった」と真剣な表情で語った。
また、自身が母親から受けた虐待についても触れ、母親が交際男性の元に行ったことで小学生ながら1人で1週間家に放置されたり、鼻血が出るまで殴る蹴るの暴力を浴びせられていたのだという。さらに、中学生時代には母親の交際相手の下半身の写真を見せつけられ、吐き気がするほど気持ち悪かったとも語っている。
壮絶な幼少時代を遠野が送っていたことを、この放送で初めて知ったという視聴者からは驚きの声が上がっている。
「遠野の壮絶な幼少時代を知らず、女優ならではの“変わった人”という印象だったという人が意外に多かったようです。ネット上には『え、そんなに辛い思いをしてたのか』『これは同情する』『性格が多少きつくなってしまうのも無理ないな』などといった衝撃の声が上がっています」(エンタメ誌ライター)
先日、結婚したベッキーに対して、「今度は浮気される側になっておめでとうございます」という皮肉全開のコメントをしたことでも注目を浴びた遠野だが、これも過酷な人生を歩んだ者ならではの“人生観”だったと言えるのかもしれない。
(田中康)