タレントの小倉智昭が2月20日放送の「とくダネ!」(フジテレビ系)で、女子テニス世界ランキング1位の大坂なおみによるドバイ選手権での敗戦を「大惨事」と表現した。
先日、数々の勝利と栄光を分かち合ってきたサーシャ・バインコーチとの契約解消を発表していた大坂は、ドバイ選手権初戦となる2回戦でフランスのクリスティナ・ムラデノビッチと対戦し、3-6、3-6でよもやのストレート負け。世界ランク67位が同1位のお株を完全に奪う下克上の展開となった。
日本だけでなく世界でも取り上げられた女王・大坂なおみによる初戦敗北について、小倉は「彼女にしてみれば、ランキング1位になって初戦ですから、大惨事でしょう。本当にお粗末でしたよね、ゲームが」と辛口に試合展開を回想し、熱戦の最中の大坂の振る舞いについても「ミスした時、なんでだ!っていうのを体全体で表現しちゃうじゃないですか。悔しそうな顔をしたり。本当は世界ランキング1位になったら、あんまりそれは出さない方が良いと思うね」と指摘している。
「バイン氏との決別によるデメリットが早速露呈してしまった格好です。試合中に感情的になりがちな大坂のテンションを良い意味で鎮めてくれる貴重な役割を果たしていましたからね。また、長期にわたってNo.1でいられるアスリートというのは、その多くがポーカーフェイスを崩さない駆け引きの上手さを備えています。小倉の言う通り、ゲームの最中に明らかに焦っている表情や怒っている雰囲気をすぐに出してしまうのは彼女の最大の弱点。それが対戦相手にプラスに働いてしまっていることを知るべきでしょう」(スポーツ誌ライター)
過去には男子テニスの錦織圭も悩まされていた“感情のコントロール”。大坂はその優秀なコントローラーとの提携関係を自ら切り離したわけだが、その代償は大きかったと言わざるを得ない。
(木村慎吾)