坂上忍が情報番組「バイキング」(フジテレビ系)の2月18日放送回で、共演者の野々村真のコメントをイジったところ、炎上する騒ぎとなっている。
この日、番組では小4女児虐待死事件について特集。一女一男の父親である野々村はこの事件について「僕なんか娘に一切手を上げたことがないし、お父さんは(一般的に)娘ってものすごく大切にするんですよ」と、父親の立場からコメント。続けて、「こういうニュースを見たら、テレビを回しちゃうんですけど。本当に可哀想だなって。じゃあ、なんでお母さんが守ってあげなかったのかなって、いつもそういう風に考えてしまいますね」と、神妙な面持ちで語った。
しかし、このコメントを受けて坂上は「ってことは、『バイキング』でこのニュースやってたら、やっぱ(チャンネルを)回しちゃうんですか?」と、情報として知ってしまうことすら苦痛であるゆえ、遮断する意味でチャンネルを変えてしまうという心情を話した野々村を茶化すような絡み方で困惑させた。
野々村は「え、どこですか?ま、まわ、回しません」と、シドロモドロになって返答。その後も坂上は「バイキングは回さない?」と、念押しで同じ質問を繰り返していたことで、野々村はごもごもとコメントするのが精一杯といった様子になってしまっていた。
こうして、ようやく満足した坂上は「大丈夫ですね、はい。がんばりましょう」と、一連の野々村イジリを終えているが、深刻な話題からあまりに下らない話に脱線してしまったことで、スタジオの空気は明らかに冷めきる結果になった。
視聴者からも「野々村が真面目にコメントしてるのにいちいち面白くもないイジリをするなよ」「何が『大丈夫ですね?』だよ」「ただでさえ毎度、不快なイジリなのにタイミングも最悪」といった声が上がるなど、坂上による野々村イジリに不快感を露わにする声が多くあがったようだ。
「坂上と野々村は30年来の付き合いであり、坂上が野々村のコメントにつっかかっていき、野々村が動揺するというやり取りは決して、今回に限った事ではありません。ただ、今回は虐待のニュースという深刻な話題を取り扱っていながら、不用意にも“通常営業”な茶化しを入れてしまったことで、より一層視聴者の反感を買ったようですね」(エンタメ誌ライター)
坂上は、飲み会で酔っぱらった時には野々村とキスをしていたことを過去に打ち明けている。それだけに本人としては友情に基づいた“じゃれ合い”だったのかもしれないが、こんな形でコメントを切り取られた野々村にとっても、不本意な一件だろう。
(田中康)