ニュースキャスターの安藤優子が、競泳・池江璃花子選手に対する発言で炎上騒ぎになった件をきっかけに、出演中の「直撃LIVEグッディ!」(フジテレビ系)を降板するのではないかと「女性自身」が報じている。
問題の発端となった発言は、2月12日の同番組中での池江選手に対する一言。白血病を公表した池江選手に対し「神様がちょっと試練を与えたのかな、というふうにも思います」と発言したことでネットは炎上、フジテレビにも批判と苦情が殺到したようだ。
「女性自身」によれば、安藤の失言が問題になるケースが増えているという。例えば、一昨年9月の斉藤由貴の不貞報道に対し「大人の恋っていうのは許されないんですかね?」とコメントし、自身の不貞経験から擁護的な発言をしていると取られ「不貞してた人間が偉そうに言うな」と炎上。また昨年8月には、テクノポップユニット・Perfumeについて「すんごい昔の人でしょ?」と発言してファンからの非難を浴びた、といった具合だ。
「テレビ番組において“上から目線”で語るスタイルは、最近、特に敬遠されています。番組としては、ご意見番的な“重し”があってこそ成立する面があるのですが、コンプライアンスを絡めた視聴者の声が相対的に強まっている昨今、一度“なぜ偉そうにしているのか”というレッテルを貼られてしまうと、そのマイナスイメージを払拭するのは難しくなるでしょうね」(テレビ誌ライター)
しかし、問題は発言だけではなく、健康面にもあるという。テレビ誌ライターが続ける。
「安藤は今年に入って同番組を体調不良で欠席することがありました。安藤も60歳。今月、番組に復帰した際には『寄る年波には勝てない』と自ら発言していますが、体力的な衰えを感じているなら、月~金曜日の帯番組にキャスターとして生出演すること自体、考え直すべきなのかもしれません」
ネット上にも「池江選手に対する不用意な発言も、年を取って感性が鈍った証拠なのかな?」「世間の感覚とずれた発言をして炎上することが多くなったのは、生放送のキャスターとしては致命的だろう」「老害だと糾弾されるより前に身を退いた方が良い」といった意見が多くなっている。
番組復帰した22日の朝に「女性自身」の直撃を受けた安藤は、池江選手への発言に対して「私は本当に、他意はなかったんです。ただ本当に池江さんには良くなっていただきたい、そう思っていただけなので…」と語ったという。
「いかにもこの問題で憔悴している様子が伺え、なんだか気の毒にさえ思えてきます」(前出・テレビ誌ライター)
今後の動向が気がかりだ。
(石見剣)