2月26日に「スジナシBLITZシアター」で初めての舞台を踏んだ成田凌。笑福亭鶴瓶を相手に即興芝居を演じた様子が、同日深夜にTBS系で放送され反響を呼んでいる。
1998年10月から2014年6月まではテレビ番組として放送されていたが、2011年からは舞台として公演され、公演日の深夜にテレビ放送されるようになり、芝居好き、ドラマ好きの間では役者の真の力やにじみ出る素顔を堪能できることで知られている番組だ。
この日の舞台設定となったのは「路地裏」。ラーメン店やスナックが立ち並ぶ舞台装置の前で、成田と鶴瓶の即興芝居が繰り広げられた。
「打ち合わせなしの即興芝居の終演後に、収録した芝居をアシスタントの元フジテレビのアナウンサー・中井美穂を含めた3人で観客とともに振り返るのですが、成田は見事に“ホトケの鶴瓶”を怒らせていました。なぜなら成田はすべての設定を鶴瓶に投げ、ストーリーのつじつまを合わせることが難解なセリフをいくつも言うのに、自分で回収することはせず、鶴瓶の演技を封じるようなことばかりしたため『コイツ、ほんとズルいねん!』と何度も文句を言われていました。かつて出演した向井理や鈴木京香など、鶴瓶を芝居上で非常にてこずらせ、出来上がった即興芝居の出来が微妙だったことは何度もありましたが、鶴瓶が終演後に『ズルい』などと愚痴をこぼすようなことはありませんでした。しかし今回の即興芝居の出来は悪くはありませんでした。鶴瓶は成田の“元カノ”戸田恵梨香を大好きだと公言しているので、ネット上では『鶴瓶が本気で成田にムカついててウケる』『戸田恵梨香とつき合ってたことに対する嫉妬も入ってるだろうな』『自分勝手で無責任な成田を大好きな戸田に代わって鶴瓶が叱ってた感じだったな』といった声があがっています」(演劇誌ライター)
観客から「路地裏の猫~父ちゃんだけ知らない~」とのタイトルを付けられた成田と鶴瓶の即興芝居。舞台を経験すると役者はひと皮むけると言われているが、成田の今後に期待したい。