元貴乃花親方と昨年10月に離婚した元アナウンサーの河野景子が3月5日、離婚後初の著書「こころの真実 23年のすべて」を発売した。
発売元の世界文化社のサイトによると、「これまでの沈黙を破ってその心情をあまさず書いた初めての本。離婚のこと、横綱の妻そして相撲部屋の女将として過ごした日々のこと、波乱万丈だった毎日のことなど、今だからこそ『真実』を明らかにします」と紹介されている。
「平成の大横綱、そして引退後は親方として相撲界でやってきた元貴乃花親方の妻として生きた、波瀾万丈の23年間を綴ってますね。夫とのすれ違いや過度なストレスで円形脱毛症になるなど、結婚生活での苦労や離婚へ至った過程も描かれています。河野は5日、6日と民放各局の番組に出演、究極の勝負師として生きる旦那の妻として、いかにプレッシャーの大きい人生を送ってきたか、一般家庭とは違う環境での子育ての苦労、横綱の引退後は部屋のおかみさんとしてのプレッシャーといった本の内容、そして元貴花田親方との結婚生活について語っていましたね」(芸能ライター)
これに対し、ネット上には「苦労はあったんだろうけど、円満離婚と言っておきながら暴露本まで出して家庭事情を晒す必要があるのか疑問」「頑固な旦那を上手くコントロールしながらやっていく妻なんて別に珍しくもないし、この人は自分が外に出て目立つ仕事がしたいだけなんだろうと感じる」「私はこんなに苦労したのよと発信して、同情してもらいたいだけ?」「妻として母親として苦労が大きかったのは理解できるが、それを差し引いても景子さんの子育ては間違いが多かったと思う。その結果があの靴職人の息子でしょう」と、今回の本や、番組出演には疑問の声、否定的な意見が多い。
「別れてから著作の中で一方的な意見を発表するのはフェアじゃない。ひとりで歩いて行くと決めたのなら、暴露本などは出さずに自分の力だけで勝負すべき、という意見もネット上には多いですね。普通の家庭の数倍もの苦労やプレッシャーが大きかったのは同情もすべきものなんでしょうけどね」(前出・芸能ライター)
1月に放送された「新春しゃべくり007 4時間半SP」(日本テレビ系)で、作家の瀬戸内寂聴と対談した元貴乃花親方は、「ぜんぶ本に書いて、これからの活動資金にしなさい」というアドバイスを受けていたが、実際に書籍を出版したのは元妻・景子のほうだったというのも皮肉な話だ。
(石見剣)