歌手で女優の酒井法子が、11年ぶりに地上波の歌番組に出演することが分かった。3月27日放送の「THE カラオケ★バトル またやっちゃう?あの大ヒット曲、ご本人は何点出せるのか SP」(テレビ東京系)に出演するもので、収録が行われた3月12日にはマスコミ陣による取材にて「頭真っ白になっちゃいました。気がついたら終わってました」との感想を口にしていた。
同番組で歌唱したのは95年にリリースされた27thシングルの「碧いうさぎ」。酒井自身が主役を務めたドラマ「星の金貨」(日本テレビ系)の主題歌にも採用され、100万枚近くを売り上げた最大のヒット曲だ。そんな思い出深い曲を熱唱した酒井だが、その晴れ舞台があっという間に台無しになったのだという。
「高い知名度を誇る酒井ゆえ、今回の歌番組出演はスポーツ紙やテレビ局など多数のメディアが取材し、本来なら13日付の芸能面でトップニュースになるはずでした。ところがそこに降って湧いたのがピエール瀧の薬物逮捕。ニュース性ではこちらのほうがはるかに上ですから、酒井の晴れ舞台がすっかり霞んでしまったのです。しかも間が悪いことに、酒井の出演番組が放送される27日は瀧容疑者の勾留開始から14日目にあたるため、勾留延長や起訴に焦点が当たるはず。つまり酒井は二度にもわたって、その晴れ舞台を瀧に阻まれることになるのです」(週刊誌記者)
芸能ニュースのトップを瀧容疑者に奪われてしまった酒井。しかも彼女が被った被害はそれだけでは済まないというのだ。週刊誌記者が続ける。
「人気アイドル歌手だった酒井が表舞台から長らく姿を消していたのは、09年に違法薬物で逮捕されたから。この事件で酒井は懲役1年6カ月、執行猶予3年の有罪判決を受けました。その後は薬物を断ち切り、執行猶予期間を満了してからはバラエティ番組にも復帰しましたし、今回の『THE カラオケ★バトル』は満を持しての歌番組復帰だったのです。ところが瀧容疑者が違法薬物で逮捕されたことから、酒井に対しても違法薬物事件の過去を蒸し返す声が続出。いまや“子どもの健全育成大使”にも任命されるなど見事な更生ぶりを見せる酒井としては、実にやりきれない思いでしょう」
ここはぜひ「私のようにしっかりと更生してほしい」と瀧容疑者にメッセージを送ってはいかがだろうか。
(白根麻子)