ピエール瀧容疑者の薬物逮捕を巡り、小倉智昭がまたもや失言を放ったようだ。3月14日放送の情報番組「とくダネ!」(フジテレビ系)では瀧容疑者についてほぼ1時間を費やして詳報。その際のスタジオトークで、ゲストコメンテーターのミュージカル女優・新妻聖子をブチ切れさせたというのである。
番組では専門家が、病気としての薬物依存症について解説。依存が進むなかで俳優業が順調に拡大し、瀧本人も苦しかったのではとの見解を披露した。ここで小倉は「これで(瀧の芸能人生が)終わってしまう可能性もあるわけで」と前置きしつつ、新妻に対して話を振ったのだが、その内容があまりにも雑過ぎたという。テレビ誌のライターが振り返る。
「小倉は『新妻さんもミュージシャンだから同じようなこと考えると思うんだけど、どう思いますか?』と水を向けました。この質問ですがそもそも、瀧と新妻を“ミュージシャン”というジャンルで一括りにするのはあまりにもざっくりしすぎています。さらには〈同じようなこと考える〉という前提の意図が不明ですね。これではまるで、新妻も薬物に興味を持っていて当然と言わんばかり。ミュージシャンという職業に対する偏見が丸出しになっていました」
問われた新妻は明らかに当惑した表情を見せ、「こういうニュースを見るたびに思うんですけど、普通に生きていたらそういった薬物って目にする機会も触れる機会も絶対にないわけですよね」と、ミュージシャンと薬物の関係を否定。その上で「いったい何がどういう経緯できっかけで、そういうモノに手を染められるのかが、私には想像もできないので」と語り、瀧と同類に扱われたことへの反発を露わにしていたのである。
「続けて新妻は『歌手というか音楽活動しているという点では同じかもしれませんが』と、小倉の質問を引き取る姿勢は見せたものも、その表情は終始こわばったまま。普段の新妻はキツめの質問にも笑顔を絶やしませんが、今回は作り笑いすらできなかったわけで、心の中でブチ切れていたのは間違いないでしょう」(前出・テレビ誌ライター)
そして新妻は、まじめにやっているクラブミュージック関係者のイメージが悪くなると心配し、話をまとめていた。そんな新妻と小倉、どちらのほうが状況を考えたトークをしているのか、視聴者には一目瞭然だったことだろう。
(金田麻有)