関ジャニ∞の錦戸亮が主演する月9ドラマ「トレース~科捜研の男~」(フジテレビ系)の最終回が3月18日に放送され、平均視聴率11.5%。全話平均は10.8%と、これで3クール連続して二桁視聴率をマーク、“月9復活”を印象付けた。そんな中、最終回でお笑いタレント・千原ジュニアのサイコパスな鬼気迫る演技に大きな注目が集まった。
「錦戸演じる真野礼二の家族が惨殺された『武蔵野一家殺人事件』の真相に迫る最終回。ついにその首謀者が警視庁刑事部長の壇浩輝(ジュニア)であることが判明。悲しみに打ちひしがれる真野に対して、『その表情を見ることこそが今回の目的だった』と不敵な笑みを浮かべながら真野の顔をじっと見つめるジュニアの常軌を逸した演技に『気持ち悪いくらいに上手かったな』『狂ってるサイコパス役ピッタリすぎて怖かったほんとに恐怖感じた』といった恐れおののくコメントがネット上にも寄せられました」(スポーツ紙記者)
さらに何度もナイフで刺された壇が病院のベッドで、カッと見開くラストシーンには、「最後こっっっっっわ!!!!」「ぎゃー目開けた!!! 続編あるやつ!?」「ガクガクブルブル」という視聴者の声が殺到。恐怖のエンディングに戦慄が走った。
お笑いタレント、番組MC、落語家、作家など様々な顔を持つ千原ジュニアだが、俳優としての活躍ぶりにも目を見張るものがあると、夕刊紙デスクは語る。
「1998年、映画『ポルノスター』に主演。エナメルのバックに大量のナイフを忍ばせ躊躇なくヤクザを刺し殺す役を演じ、狂気的な存在感を放つ俳優として、才能を高く評価されました。その後も実在の大学生殺人事件をテーマに映画化した映画『HYSTERIC』では、日本映画プロフェッショナル大賞・主演男優賞を受賞。さらにドラマでは2010年以降、『新・ミナミの帝王』(フジテレビ系)の萬田銀次郎役も当たり役。バラエティで見せる笑顔を封印した鬼気迫る表情は、まさにかつての二つ名“ジャックナイフ”と呼ぶに相応しい演技ですね」
戦慄のラストシーンで幕を閉じた「トレース~科捜研の男~」最終回。果たして、続編はあるのか。千原ジュニア演じる壇は、蘇るのか。今後の成り行きが気になるところだ。
(窪田史朗)