相撲界で輝かしい足跡を残した花田家。近年は母親の紀子と長男・虎上と、次男・光司が絶遠状態となっていたが、ようやく雪解けを迎えられそうだ。
父である元大関貴ノ花の二子山部屋に入門した当時は“若貴フィーバー”と称されるほどの人気ぶりで、兄弟の仲のよさは相撲ファンならずとも世間の注目を集めたものだった。
2人が不仲になった原因は諸説あるが、その1つが1995年九州場所の千秋楽。この日、史上初の若貴兄弟による優勝決定戦が行われたのだ。結果は、若乃花が勝ち、横綱昇進となった。これは、それまで八百長を頑なに嫌っていた二子山親方が試合の前日、貴乃花に“負けろ”というようなニュアンスを伝えたのではないかと言われている。その意を汲んだ貴乃花だったが、それまでの教えを違えた師匠に不満があり、その気持ちを「若乃花の相撲は、基本がなっていない」と発言することで鬱憤を晴らしてしまったことが始まりのようだ。
「力士として、相撲協会の一員として戦い続けた光司ですが、そのすべてが終わった今、自らを振り返れば“独り相撲”だったことに気付いたのではないかと思います。光司が素直に頭を下げれば花田家再興は間違いないでしょうが、それをテレビ画面で公開処刑のようにしてほしくないですね」(スポーツライター)
確かに、花田虎上、光司と母親・藤田紀子のスリーショットは、どの局も喉から手が出るほど欲しい絵面だろう。一度は破綻した花田家だが、相撲業界から離れた今、再び過去の睦まじい関係を築こうとしているのかもしれない。
一方、光司の元妻の河野景子と息子の優一は、前途多難の様相を呈している。景子は3月5日に暴露本を出版するも世間の反応は冷ややかで、「計算高い」「あざとい」などと批判されることに。優一については何を生業としたいのかが不明で、テレビ出演するたびにバッシングが止まらない。
花田家と河野家の明と暗が、クッキリと表れてきた。